起業のアイデアの出し方については、このブログでも色々お話ししています。
基本的に、僕は好きなことで起業することをオススメしています。
ですが、そうは言っても
- 好きなことがない
- 得意なこともない
- 何でもいいから稼ぎやすい分野で始めたい
という方もたくさんいます。
いや、むしろ多いでしょう。
では、「どうやって好きなことを探すか」ということは、今日はお話ししません。
どんなビジネス分野で起業するほうがいいのか、そのアイデア発掘法をお伝えします。
目次
まずは「今流行のビジネス」か「長く続くビジネス」かを選ぶ
あなたが起業する、あるいは既に起業しているのであれば、新規事業で考えてください。
起業のアイデアを出そうと思うと、「流行りのビジネス」はすぐに思いつくはずです。
例えば、今なら「タピオカ」に関するビジネスや、「オリンピック」というキーワードで考えれば、思いつきやすでしょう。
短期間だけやって、その間で売上を作れればいいという方以外は、間違いなく長く続くビジネス、安定した売上の見込めるビジネスをやりたいはずです。
ただ、流行に乗ることは間違っていません。
- 在庫をかかえない
- 利益率が高い
といった条件で、リスクも少なくメリットも大きいなら、決して悪いわけではありません。
なので、まずはどちらのビジネスを構築したいかを決めましょう。

需要があり、長く続くビジネス分野を見つける方法
先にその方法が何かをお伝えします。
それは
本屋さんにいく
これだけです。
とはいえ、本を見るわけではないので、もう少しだけ読み進めてくださいね。
恐らくあなたもそうだと思いますが、本屋さんに行くときは
- 欲しい本を買うため
- 面白い本がないか見るため
- 暇つぶし
- アイデア探し
といった目的があるはずです。
多くの方は、①〜③ですが、中には④の「アイデアを探すため」に行く方もいるでしょう。
その際、今売れている本などからアイデアは見つけることもできますし、ヒントもたくさん得られることは間違いありません。
ただ、今日お伝えしたいのは、「長く」「需要がある」の2点が揃った起業のアイデアを探す方法です。
その場合、1冊1冊の本を見ているだけではいけません。
起業のアイデアは1冊の本ではなく、本屋さんの棚の大きさを見る
需要があって長く続くビジネスアイデアは、本屋さんの棚を見ればわかります。
小さな街の本屋さんではなく、できるだけ大きな本屋さんに行って下さい。
そこで「棚」の割合を確認しましょう。
昔と違って、今は本が売れない時代です。それは間違いありません。
そんな時に、需要がないジャンルのために、たくさんの本を置いておくなんてしません。
つまり、
『棚の大きさ=世の中の需要』
になっています。
例えば、語学に関する棚はずっと大きいです。
かなりの場所を使って、語学に関する本がたくさん並んでいます。
その中には、「英語」「中国語」「フランス語」など色々な本がありますが、多くの割合は「英語」が占めています。
その時々で多少変わりますが、ずーっと「英語」が多くの割合を占めている状況は変わりません。
ということは、市場の需要はやはり「英語」ということがわかります。
需要があるジャンルに寄せることも考える
ビジネス本の棚を見てみると、「マーケティング」というコーナーもあります。
ですが、はっきり言ってあまり大きくありません。
理由は色々考えられますが(マーケティングという言葉自体の認知が低いなどもあります)、実際あまり需要はないということです。
ということは、マーケティングコンサルタントである僕が、もっと大きなビジネスとして展開することを考えるのであれば、「マーケティング」よりも、「営業」を前面に出したほうが、市場は明らかに大きいことがわかります。

『大きな市場で戦う=大きな棚』、『ひとりビジネスで勝つ=小さな棚の組み合せ』
本屋さんに行くと、世の中の需要や長く続くビジネスのジャンルがわかります。
大きな市場で戦う場合には、必ず大きな棚を取っている分野から選ぶようにしましょう。
ただ、僕のようなひとりビジネスや、小規模で始めるのであれば、やはりここでも組み合せが大切です。
つまり、
『小さな棚のジャンル × 小さな棚のジャンル』
でアイデアを出していきます。
あるいは、ちょっと勝負をしたいなら、
『大きな棚のジャンル × 流行』
で考えてもいいですね。
流行をかけ算することで、市場は小さくなるからです。
まとめ
今の世の中は、「何が流行っている」「人気がある」という情報が溢れています。
ただ、その情報は本当でしょうか?
特に、テレビやネットからの情報というのは、正確性はもちろん、情報が偏ることばかりです。
テレビがスポンサービジネスである以上、変わることはないでしょうし、今後Googleがどれだけ進化しても、正しい情報しかインターネットに載らないということはありません。
そんな中で、需要がある、長く続くという分野を知るには、本屋さんの棚の方が信用できます。
「需要がない=売れない」という本のために、大きな面積を使うなんて、今の本屋さんにはできないからです。
「アイデアの作り方」の著者でもあるジェームズ・W・ヤングが言っています
アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
既存の要素がある方はいいかもしれませんが、「その既存の要素を探すアイデアだって欲しい」という方も多いでしょう。
今日お話ししたのは、まさに組み合わせるための要素を探す方法でもあります。
今度本屋さんに行くときには、ぜひとも「本」だけではなく「棚」も気にかけてくださいね。
大川
ただ、その先の展開を考えるか、既に柱となるビジネスをやっている方のほうがいいですけどね!