今日は危険な考え方についてお話します。
それは
何か新しい施策を行う際に、1回目から成功すること前提で考えるということです。
そもそもビジネスというは「足し算」ではなく「かけ算」です。
- ターゲット
- 商品
- タイミング
- 戦略
などなど。
このような色々な要素や条件が重なって、はじめて『成果』となります。
繰り返しますが、ビジネスは「足し算」ではなく「かけ算」です。
ということは、
これらの要素のうち、1つでも『0』があると?
目次
ターゲットを間違っていても成果は『0』になる
例えば、あなたの商品が「ネクタイ」だったとします。
それを例えば10代の女性に販売しようとしても売ることは難しいですよね?
「極端すぎるだろう!!」
って思いました?
ですが、このターゲットの違いは、大きく違っていても、ちょっと違っていても、同じように反応が出ません。むしろちょっと間違っている方がわかりずらいぶんやっかいです。
タイミングがずれても成果は『0』になる
そろそろ花粉症の時期ですね。。
僕はこのブログでも何度も例えに『花粉症』の話を出しているので、ご存知の方もいると思いますが、毎年2月後半から既に危険領域に入ります…。
そんな花粉症の僕ですら、夏場に花粉の薬を買うことは一切ありません。
それが仮に、「1粒飲んだら1ヶ月症状が出ません」と言われても、8月に買うことは一切ありません。
ですが、それが2月後半以降になれば買ってしまいます。夏よりも高い金額でも買うでしょう。
先ほどの話と違って、ターゲットは花粉症の人(僕ですが)でかわりはありません。
変わっているのは『タイミング』です。
そのタイミングが間違ってることによって、安くても買わない、高くても買うということが発生します。
販売者は商品にばかり意識がいきます
色々な要素が重なることで、はじめて成果につながります。
にも関わらず、ほとんどの方が商品にばかり意識がいきます。
もちろん商品やサービスは重要です。
ですが、どれだけ素晴らしい商品やサービスでも、
- ターゲットを間違えていれば売れない
- タイミングを間違えていれば売れない
- 戦略を間違えていれば売れない
ということになります。
商品に対してお客様の優先順位は一番最後
僕は最初に、
そもそもビジネスというは「足し算」ではなく「かけ算」です。
- ターゲット
- 商品
- タイミング
- 戦略
などなど。
このような色々な要素や条件が重なって、はじめて成果となります。
とお話しました。
実は、こういった色々な要素の中でも、お客様にとって優先順位があります。
その優先順位が一番低いのは何かわかりますか?
それが『商品』なんです。
例えば、最初にお話した「ネクタイ」は、たくさんの種類がありますよね?100円ショップで売っているものもあれば、1本5万円とかもあります。100円でも買おうと思えば買えるのです。
つまり、ターゲットが間違えていなければ、多少品質が悪くても使い道によっては売れるということです。
「花粉症の薬」もそうです。
鼻水が止まらず、大事な商談の前であれば、僕は薬局でとりあえず薬を買います。
その時に、商品が1種類しかなくて、薬剤師さんが「今は置いてないけど、もっと良い商品はあるんですけどね」と言われたところで、僕はとりあえず買います。
あるいは、薬じゃなくて別の方法があればそれはそれで買うでしょう。
つまり、商品の品質以上にタイミングが優先されているからです。
商品の品質は後回しでいい?わけでは一切ありません
このような話をすると、
「商品の品質は後回しでいいんですか?」
と質問されることがあります。
それはあなたの商品の位置づけによります。
どういうことか?
例えば、あなたの商品がリピート商品だったらどうでしょうか?
一度の購入で終わってしまってはいけませんよね?
つまり、あなたがリピートに繋げたい、あるいは利益をとるための商品購入へ繋げたいのであれば、最初から商品の質にはこだわっておく必要があります。
リピーターに繋げたい時と、利益をとるための商品購入に繋げたい時の共通点とは
リピーターに繋げたい時と、利益をとるための商品購入に繋げたい時には共通点があります。
何かわかりますか?
それは
新規のお客様が相手
という点です。(利益をとるための商品は数種類用意することがあるので、全てではありませんが)
新規のお客様が相手ということは、まだ一度も商品を使ったりサービスを受けたりしたことはないということです。
つまり、大事なことは
「良さそう」と感じてもらうこと
新規のお客様に対しては、『期待感』というのを意識してみるよ良いですよ^^
まとめ
あえて、「危険な考え方」というスタートで始めてみました。
その理由は2つあります。
1つは目を引こうと思ったこと
もう1つは、実際に多くの方が間違えてしまっている事実をしっかりと感じて欲しかったから
今回お話した内容以外にも、ビジネスは『かけ算』だという要素は色々あります。
つまり、常に何かが『0』になってしまうと、成果は『0』になる危険性があるということです。
どれが1つに特化して磨くことも素晴らしいですが、100点を目指さず色々な要素をそこそこの状態で販売してみることをオススメします。
そうすることで、何か新しい施策を行う際に、1回目から成功すること前提で考えるということはなくなりますよ!
大川
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