今日は、起業で「失敗する原因」の1つをお伝えします。
「起業で」と言っていますが、これから起業したい方はもちろん、すでに起業している方にも大切なお話です。
起業で失敗してしまう大きな原因の1つが
「やった方が良いこと」をやっているからです。
きっと多くの方の頭に「?」が浮かんだかもしれません。
あなたも「何でやった方が良いことをやって失敗するんだ!」と思ったのではないでしょうか。
いつも言っていますが、起業前であっても起業後でも、あなたにとって一番貴重なのは時間です。
その貴重で限られた時間を使うのは「やった方が良いこと」ではありません。
「やらなければならないこと」です。
この2つ、ちゃんと分けて考えていますか?
起業したいと思った時にとる行動
あなたが起業したいと思ったら(起業している方は、「売上を伸ばしたい」「もっと利益を残したい」などに当てはめて考えて下さい)、重要だと思う行動というのがいくつか思いつくはずです。
あるいは、起業について本やネットなどで調べ、そこから得た情報の中から「これをやってみよう」と思うものが出てくるでしょう。
実は、これが問題なのです。
「やってみよう」と思った行動をいきなりやってしまうのは、実は遠回りに繋がってしまうことが多いのです。
どんどん行動するべき!
というのは間違っていません。行動あるのみです。
ですが、2019年を出来るだけ無駄なく成果を出したいのであれば、一度立ち止まって下さい。
それ、やらなくていいんじゃない?
一度立ち止まり、本当にやるべきかどうかを考えた時に、あなた自身に問いかけてほしいことがあります。それが、
「それ、やらなくていいんじゃない?」
という言葉です。
つまり、やるべきだと考えたとしても、「本当に目的に直結する行動なのか?」と考えるということです。
やろうと思ったとしても、実は
- やった方が良いこと
- やらなければならないこと
の2つに分けることが出来ます。
で、ここが大問題なのですが、多くの場合「やった方が良いこと」なのです。
ですが、あなたが本当に目的を達成するためには、「やらなければならないこと」に集中するべきなのです。
やった方が良いことなのにやらない?
あなたが目的を達成するために「やった方が良いこと」というのは、当たり前ですがやった方が良いです。
ただ、やった方が良いことをやっていたら、あなたの貴重な時間はいくらあっても足りません。
極端ですが、何もかもが「やった方が良いこと」とも言えます。
では具体的に「やった方が良いこと」ってどんなことかを1つ例を出します。
以前書いた記事で、起業前に不要なポイントとして「色々な勉強」をあげました。
これはまさに「やった方が良いこと」です。「やらなければならないこと」ではありません。
起業前に勉強するのは良いことです。
やった方が良いことなのは間違いありません。
ですが、やらなければならないことではないのです。
やった方が良いことによくある特徴を1つあげるとすれば、
いつか役に立つ
です。
「いつか役に立つ」にあなたの時間を使っていたら、すぐにあなたの成果に直結する行動はいつまでたっても出来ませんよね?
「やらなければならないこと」以外はどんどん捨てる
僕はよく「やりたいこと」以上に「やりたくないこと」を考えよう、「好きなお客様」以上に「付き合いたくないお客様」を考えようとお話しています。
その理由は、「やりたくないこと」も「付き合いたくないお客様」も把握した上でどんどん捨ててほしいからです。
今回お話している「やった方が良いこと」も、どんどん捨ててしまいましょう。
あなたが起業して最短で成果を出したいのであれば、「やらなければならないこと」にどれだけ集中出来るかです。
それ以外はどんどん捨てましょう。
最初は躊躇もしますし、捨てた後(やらないと決めた後)も気になることもありますが、慣れもありますし、それも起業家としての決断だと考えるようにして下さい。
まとめ
起業で失敗する原因の1つについてお話しました。
「やった方が良いこと」は、実際に行動してもなかなか成果にはつながりにくいです。
ですが、「やっている感」があることがほとんどです。
これがやっかいなんです。
やっている、進んでいると感じてしまうことで、「今すぐに優先してやるべきことではない」ということに気づかないのです。
あなたが起業に向けて頑張っていることも、既にビジネスをやっていて頑張っていることも、一度あなた自身で問いかけてみて下さい。
多くのことが、「やった方が良いこと」ではないですか?
あなたの貴重な時間は、目的達成のために「やらなければならないこと」に使いましょう。
前回の記事でお話したように、正しい方向を向いて「やらなければならないこと」に集中すれば、あなたの目的にどんどん近づいていけるはずです。
決して「やった方が良いこと」に時間を奪われないようにして下さいね!
大川
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