あなたの競合に強い会社や強い人はいますか?
「はい」と答えたなら、それは安心ですね!
では強い競合がたくさんいますか?
「はい」と答えた方、本当にたくさんいますか?
今回は、強い競合がいて不安になっているのであれば、絶対に読んで欲しいお話をします。
なぜなら、
あなたは競合の意味を間違えているかもしれませんし、強い競合がたくさんいると思って勝手に自信を失っているだけかもしれないからです。
正しい競合の意味をしっかり理解してください。
目次
そもそも競合他社とは?
「あなたの競合はどこですか?」
この質問に対してほとんどの方は、
- 同じ地域で同じサービスや商品を提供している
- 地域は関係なく同じサービスや商品を提供している
のどちらかを答えます。
こう答えてしまうのは、サービスや商品が中心になっているからです。
『吉野家』の敵は『すき家』という考え方です。
しかし、この考えをしているうちは、あなたがどんなに素晴らしいサービスや商品を提供出来ると思っていても、上手くいく可能性は低いと言わざるをえません。
競合とは同業他社だけじゃない
先ほどの『吉野家』で言うと、当然同業他社は『すき家』や『松屋』です。ですが、実際にはファストフードという点で見れば、『マクドナルド』のようなハンバーガー屋さんや立ち食いそばなども競合になります。
つまり、
「安く早く食べたい」というお客さんのニーズに応えられるのであれば、全てが競合になります。
別の例を出しますね。
恐怖の季節・・・花粉症対策の例
なんと、今年の花粉の飛散量は去年の4倍になるそうです(泣)
一番過ごしやすいはずの春が一番きついこの状況は何とかならないでしょうか。。
話を戻しますね。
例えばあなたが扱っている商品が「マスク」だとします。
素晴らしいことに、他社の「マスク」よりも花粉を通さず、さらにメガネをしていても全く曇らない「マスク」を開発しました。(メガネをしていても全く曇らないマスクを知っていたら教えて下さい!!)
そして、仕事をしっかりやるあなたは、競合の開発状況まで調べましたが、あなたの商品よりも優れた「マスク」はどこも開発出来ていないことがわかりました。
その時あなたはどう思いますか?
競合である「マスク」を売っている他社より素晴らしい商品なので、一人勝ち出来るチャンスだ!
って思いませんか?
でも本当にそうでしょうか。
確かに「マスク」を販売している会社の中では1番素晴らしい商品かもしれませんが、、、
競合とは同じ商品やサービスを提供している他社だけではない
当然同じ商品を販売してる会社は競合になります。
ですが、実際にはそれだけではありません。
例えば「マスク」であれば、「マスク」という商品の中では1番かもしれませんが、お客さんは「マスク」が欲しいわけではありません。
お客さんが欲しいものは、
「花粉症の症状をやわらげたい」「花粉から身を守りたい」更に言えば「花粉症を治したい」という非常に強い願望に応えてくれるものです。
その強い願望を叶えてくれるのであれば、「マスク」じゃなくても良いわけです。
あくまでも「マスク」は1つの手段でしかないのです。
もし1錠のむだけで、その日1日花粉症の症状の全てがなくなり、快適に過ごせる薬があったらどうでしょうか?
普段コンタクトなのに、花粉の時期だけメガネをかけ、マスクをし、鼻をたくさんかむのでやわらかいティッシュまで用意していたのが、この薬を飲む事で全部が必要なくなるのです。
そんな薬があれば、その薬を選ぶ人は多いのではないでしょうか。
そこに「マスク」は必要ですか?
「競合」という言葉の意味=同じ商品やサービスを提供している他社や人
と思ってしまいがちですが、それでは足りません。
お客様の叶えたい願望を叶える手段を持っている全ての会社が競合なのです。
それを理解していないと、先ほどの「マスク」であれば、凄い商品を発明したから間違いなく売れると思って販売してみたら、新しい今までにない効き目の薬とバッティング。薬が大人気で「マスク」が全く売れない…ということにもなりかねないのです。
そうならないためには、
- お客様があなたの商品を買う理由はなんなのか
- あなたの商品を買うことで、どんな願望を叶えたいのか
- その願望を叶えるためには、他にどんな方法があるのか
これをしっかりと考えて下さい。
そして、
その願望を叶える手段をもっている他業種も含めた競合を調べるようにして下さい。
どんなに商品が良くても、その商品以上に願望を叶えられるものが他にあれば、お客様は高くてもそちらを選んでしまいます。
強い競合がいることが喜べる理由
この話の最初に、
「あなたの競合に強い会社や強い人はいますか?「はい」と答えたなら、それは安心ですね!」と言いました。
その理由は簡単で、競合がいるというのは、そこに市場があるからです。必要としている人達がいるからです。つまり、
あなたが参入したのは間違いではないという大きな証拠です。
もちろん、参入する時期の問題はありますが(今度お話します)、競合が存在することは安心材料だと思って下さい。
「これは他にはない!」
「これは日本初だ!!」
なんて時は非常に危険ですので、必ず市場が存在するかを確認しましょう。
強い競合がたくさんいるので不安・自信がない人へ
起業したて、あるいはなかなか集客が上手くいっていない人は必ず不安になります。
なぜそうなるのか、よくあるパターンをお話します。
- 競合(この時は同業他社)をネットで検索
- 1ページ目のよく出来たサイトを見ていく
- 凹む
- 更に検索
- また別のサイト&先ほどの同じサイトに出会う
- 更に凹む
- こんな凄い人(凄そうな人)に勝てるわけがないと自信喪失
- 更に悪循環検索へと続く
いかがですか?経験ないですか?
もしあなたはそんなことなかったとしても、多くの方はこのパターンを経験するのです。
なので
- 今からブログを始めても遅い
- この人に勝てる話はないから恥ずかしくて発信出来ない
このような思考になってしまい、行動出来なくなります。
では、1つずつ『そうじゃないよ』というお話をしていきます。
今からブログを始めても遅い、、、
まず確認したいのは、あなたが見たサイトはいくつですか?ということです。
ほとんどは1ページ目だけ、あるいはせいぜい2~3ページです。
そこに何人のサイトがありましたか?
Googleで検索した際、1ページに出てくるサイトの数は10個です。
3ページでも最大30個です。
しかも、凹まずにちゃんと数えるとわかりますが、同じサイトの別ページだったりするので、実際には30個、つまり30人分もないことが普通です。
ですが、ここでは仮に30個あったとしましょう。
あなたがダイエットのインストラクターだとして、世の中にダイエットのインストラクターは何人いると思いますか?
正式にはわかりませんが、100人や1000人なんて数では絶対にないです。
もっともっと多いわけです。
しかも全国にいます。少なからず30人なんてことはありません。
つまり、たかだか数十人の強い(強そうに見える)競合がいたからと言って、凹む必要はありません。
更にいえば、その競合は誰1人あなたと同じ商圏だったり、ターゲットとかぶっていない可能性だってあります。
なんの心配もありません。
仮に超有名人がいて、どうしても検索では1位を取れないとしても、それこそ何の心配もいりません。
そういった方達が対応出来るお客さんの数は限界があります。もちろん、値段を見てやめる人もいるでしょう。
ようは、
あなたはあなたの見込み客さんのためになるブログを作っていけば良いだけです。
あなたを本当に必要としている人のために発信していけば、(もちろん方法はありますが)必ず上位に表示されますし、価値を与えることも出来ます。
そこに
始めるのが遅かったなんて言葉は存在しません。
発信の方法や書き方については、これからもこのブログでお伝えします。何度も言いますが、
価値ある発信をしていけば、価値あるサイトになり、お客さんも価値を感じます。
あなたしか選びたくなくなるのです。
この人に勝てる話はないから恥ずかしくて発信出来ない、、、
ブログを書く時、何を書いていいかわからないという悩みが多いですが、書きたいことがあるのに書けない人も多いです。
それは、
「私はそんな凄いことは言えない」
「偉そうに言っても大した話じゃない」
「凄い(凄そうな)人に笑われちゃう」
という理由からきています。
なぜこのような気持ちになるのか?
これは単に自信がないからではありません。
見ている人が違うからです
あなたは誰に対して発信してるのですか?
あなたを必要としているお客さん、見込み客さんに対してですよね?
ですが先ほどの発言、全て強い(強そうな)競合を見ています。
だから自信がなくなっているのです。
はっきりと言います。
本当に強い、あるいは有名な人は、あなたのブログは見ていません。
そんな心配一切無用です。
もちろん、あなたのサイトが上位表示されたら見るかもしれません。ですがその時は、
あなたのサイトが見込み客さんにとって価値のあるサイトになっている証拠です。
だからこそ、最初からあなたを必要としている人にだけ伝えれば良いのです。
「恥ずかしくて発信出来ない」と言っているのは、見ている先を間違えているだけです。
まとめ
競合の意味についてのお話をしました。
- 競合がいるのは市場がある証拠
- 競合は同業他社だけじゃない
- あなたの見込み客さんに価値があれば、始めるのに遅いことはない
- 自信をもって発信することこそ見込み客さんのため
という内容でした。
不安になることや、自信を失くしてしまうことはよくあります。
これからもたくさん経験するはずです。
ですが、全ては【あなたが価値を与えたい人は誰か】、そして【あなたの行動やサービスはその人のためになっているか】、これだけを間違えなければ必ずあなたを必要としている人は喜んでくれます。
その人達のために、あなたはブレずに真っ直ぐ進んで下さい。
大川
[…] 前回『競合の本当の意味とは?同業者だけだと思っていたら危険なわけとは』という記事を書きました。 […]