お客様があなたの商品やサービスを買うのに、正しい理由は必要ありません。
理由なんてなんでも良い!
ということについて、今日はお話します。
『人は感情でものを買い、理屈で正当化させる』
といった難しい話ではありません。(これは今度お話します)
繰り返しますが、お客様が商品を買う理由は「正しいか正しくないか」ではありません。
「理由があるかないか」が大事なのです。
商品を買う理由はすぐに作れる
例えば、最近気温の差が毎日はげしいですよね?
こういった当たり前というか、何でもないただの事実も、あなたの商品やサービスを買う理由になるのです。
実際に例を出して、どういうことかをお話します。
気温の差がはげしい毎日。だからこそ◯◯
気温差がはげしいという何でもないただの事実を、あなたの商品やサービスを買う理由につなげるイメージをお話します。
例えば、
最近暑かったり、涼しかったり毎日気温の差が激しい→気温の差が激しいと体調を崩しやすい→体調を崩さないためにおすすめなのが◯◯(ここにあなたのサービスや商品。「ヨガ」でも「水泳」などの運動でもOKですし、あるいは「紅茶」とか「チョコレート」など飲み物や食べ物でもOKです)
あるいは
最近暑かったり、涼しかったり毎日気温の差が激しい→気温の差が激しいと体調を崩しやすい→体調を崩さないためにまずはストレスをためないこと→ストレスをためないためには◯◯(ここにあなたのサービスや商品。「ヨガ」でも「水泳」などの運動でもOKですし、あるいは「紅茶」とか「チョコレート」など飲み物や食べ物でもOKです)
ついでにもう1つ
最近暑かったり、涼しかったり毎日気温の差が激しい→気温の差が激しいとやる気が起きない→やる気を自然と起こす為には◯◯(ここにあなたのサービスや商品。「ヨガ」でも「水泳」などの運動でもOKですし、あるいは「紅茶」とか「チョコレート」など飲み物や食べ物でもOKです)
「そんなわけないでしょう!」
「私のサービスや商品は◯◯に当てはまらないから無理!」
って思った方もいるでしょう。
実際はもっと関係のない理由でも大丈夫です。無理やりあなたのサービスや商品につなげて下さい。
アンジャッシュ渡部さんの『明太マヨ』の話は知ってますか?あれくらいの気持ちで堂々と言い切れば良いということです。
理由は何でも大丈夫
「理由はあれば何でもいい」という有名な実験の話をしたいと思います。
以前
の記事でもお話したことですが、アメリカのハーバード大学の実験です。
実験の内容:長蛇の列ができているコピー機の前で順番を譲ってもらう実験
- 理由は何も言わず「先にコピーをとらせていただけませんか?」と言う
- 「急いでいるので、先にコピーをとらせて下さい」と言う
- 「コピーをしたいので、先にコピーをとらせて下さい」と言う
1の理由を言わないケースではほとんどの人に断られた。
2と3は、1と違いほとんどの人が譲ってくれた。
2と3では、譲ってくれた人の割合はほぼ同じだった。
つまり、3のように理由になっていない理由だったとしても、人は快く譲ってくれる人が多かったという実験結果です。
大切なのは理由が有るか無いかという事がわかる実験です。
最初に聞いたら『あれ?』って思っても関係ない
ほとんどの人は、理由が理由になっていなくても気にしません。
ですが、もちろん
「これおかしいぞ?」
と思う方は出てきます。でも気にすることはありません。
と同時に、1人・2人と
「確かに!」
と納得してくれる方も出てきます。
そうなると、理由が理由じゃなくなり、現実となり、そして一部の人には当たり前になっていきます。
その一部の人をリピート、そしてファン化に繋げることができれば良いだけです。
よく考えてください。
『冬こそアイス』って最初に自分1人で聞いていたらどうですか?
「何言ってるの?アイスは夏に決まってるだろ!」
ってなっていた可能性が高いと思いませんか?
ですが、今は何の疑問も持ちません。
それどころか、
「アイスって冬の方が美味しいよね!」
って言う方もたくさんいます。
冬にアイスの理由は諸説ありますが、理由なんて関係ありませんし、誰も気にしていません。
そもそも、古い言い伝えでもないのに諸説ある時点で、理由なんて関係ないと証明されていますが。。

まとめ
理由はなんでも良いと言いましたが、実際には1つだけ注意点があります。
それは『見せ方』です。
最初に気温差がはげしいことと、あなたの商品やサービスにつなげましたが、直接1回ではつながっていません。
「気温差が激しいからヨガをやろう」
とは言っていませんよね?
「気温差が激しい。だから体調を崩しやすい。なのでヨガをやろう」
「気温差が激しい。だから体調を崩しやすい。体調を崩さないためにはストレスをためないようにしよう。ストレスをためないのにおすすめなのがヨガ」
「気温差が激しい。だからやる気が出ない。やる気を自然と起こすためにヨガはおすすめ」
わかりますよね?
直接1回でつなげることはしていません。
お客様があなたの商品やサービスを買うのに、正しい理由は必要ありません。
理由があれば良いのです。
ただ、その中でも『見せ方(つなぎ方)』によって、より納得してもらうことができます。
ちなみに、普段からつなげることを考えると練習になりますよ!
実際僕はいつもやってます。
是非、あなたも気になったもの、目に入ったものと、あなたの商品やサービスをつなげることができないか?を考えるようにしてみて下さい。
そして、理由はなんでも良いのでつけて販売をすることも忘れずに!
大川