私、私、私。
商品やサービスを売りたいと考えている人の視点は、ほとんどの場合「私」です。
これこそがよくある間違いへの第一歩になってしまいます。
理由は1つです。
あなたの商品やサービスを購入するのはあなたではありませんよね?
目次
あなたの目線はどこにある?
例えばよくある質問
- この商品はどうやったら売れますか?
- リピーターを増やすにはどうしたらいいですか?
- どうすればファンになってくれますか?
ビジネスをしている方なら当然の質問です。
ですが、視点を変えてみて下さい。
どういうことか?
これらの質問は、目線が「私」です。全てに「私」が入ります。
- “私の”この商品はどうやったら売れますか?
- “私の”リピーターを増やすにはどうしたらいいです?
- どうすれば“私の”ファンになってくれますか?
最初にも言いましたが、あなたの商品やサービスを購入するのはあなたではありません。
ということは、大切なことはあなたの目線ではありません。
お客様の目線こそが大切なのです。
なぜなら
購入するのもリピートするのも、更にはファンになるのもお客様だからです。
お客様目線で考えるとは?
購入するのもリピートするのも、更にはファンになるのもお客様ということは、お客様の目線で考える必要があると言いました。
先ほどの質問で言えば、
- 「どうすれば“お客様は”買いたくなるだろうか?」
- 「どうすれば“お客様は”リピーターになってくれるだろうか?」
- 「どうすれば“お客様は”ファンになってくれるだろうか?」
このように考えることが、本当のお客様目線になる第一歩です。
お客様目線が必要なのは“全て”において
「お客様目線で考える」と言いますが、実際にどれほどの人ができているのでしょうか。
あなたがサービス業をしているのであれば、恐らく接客の時はお客様目線になっていると思います。ですが、残念ながら
集客や商品作り、更には販売や企画においてはお客様目線を無視しがちです。
特に、あなたが“ひとりビジネス”をしているのであれば、全てにおいてお客様目線になる必要があります。
なぜお客様目線で考えることは難しいのか
先ほどサービス業で接客している時は、お客様目線になっていると思うとお話しました。
その理由の1つは
お客様目線=お客様が求めていることや欲していることを先取りする
と理解している人が多いからです。
確かに接客であれば、お客様が求めていることを先取りし、それを行動にうつすことで満足度は上がります。そして、満足しているのか、喜んでいるのかがわかりやすいため、次の行動を取りやすかったり、マニュアル化させやすいのです。
その一方で、集客に関してや商品作り、あるいは販売に関しては、どうしても「私」目線を抜け出せません。
お客様のためとは言いますが
- 集客したいのは自分であり
- 自分の満足する商品を作りたがり
- 販売するのも自分のため
どうしてもここから抜け出せません。特に商品作りに関しては、思い入れもあるため、私目線が強くなりがちです。
ではどうやってお客様目線の商品を作るのでしょうか。
一番よく言われるお客様目線で商品を作る方法
一番よく言われるお客様目線で商品を作る方法は、
「お客様に聞く」
これ、確かに正解です。最も正しいやり方なのは間違いありません。
正解はお客様しか知らないからです。
ですが、言うほど簡単ではないですよね?
- そもそもまだお客様がいない
- お客様がいても聞ける関係じゃない
- 何を聞いて良いかわからない
- 連絡先を知らない
などなど、出来ない理由はたくさんあります。
もちろんお客様に聞く以上の答えはないので、
「問答無用で何とかしろ!」
と言うのは簡単ですが、現実はそうではないです。
ではどうするか?
まずはあなたの提供出来る最高の価値を提供しましょう。
「あれ?結局自分目線で作っちゃうの?」
そう思った方、半分正解で半分不正解です。
- 正解部分は、あなたの提供出来るものをあなた目線で
- 不正解部分は、あなたの価値を『正しい価値』として提供する。

つまり、あなた目線でありながら、あなたの価値をしっかりと正しい価値として伝えることは、お客様目線=お客様にとっても必要な価値になるのです。
もちろん誰にでもそうではある必要はありません。必要な人に伝われば良いだけです。
あなたが“ひとりビジネス”をしているのであれば、最初からたくさんの人を相手にするのは間違っています。
あなたの価値が伝わる=あなたの価値を必要としている少人数のお客様を相手にして下さい。
まとめ
お客様目線についてのお話でした。
誰もがどうしても『私』目線になってしまいます。
でも実はそこは大丈夫なことがほとんどです。お客様目線へ考え方を変えることは、気づくことさえできれば可能だからです。
本当の問題は、わかっていても価値のある商品を作れないことです。
あなたの価値を低く考えてしまうことで、結局は正しい価値として伝わらなくなってしまいます。
せっかく「私目線」から「お客様目線」へ変えたにも関わらず、きちんと価値を伝えることができていなければ、お客様にも当然伝わることはありません。
あなたは既に目線を変えて考えることはできます。
あとは、正しいあなたの価値をしっかりと提供できる商品を作りましょう。

大川