
パソコンが壊れる時は突然きます。
僕の事務所で使っているパソコンも先週壊れました。。画面が全く映りません。
「そんなわけないよね」
と、本当はわかっているのに、現実逃避をして何度も何度も電源をつけたり消したり。
何日か置けば直るかも!という期待もむなしく…今日になっても変わらなかったので、諦めてHDDのデータだけ取り出すことにしました。
初めてでしたが、非常に簡単なので手順を載せておきます。
目次
壊れたパソコンからHDDのデータを取り出すための手順
本当に難しいことはなく、手順はたったの4つです。
- HDDからデータを取り出すためのケーブルを準備(購入)する
- 壊れたパソコンからHDDを取り出す
- ケーブルでHDDとデータを移行するパソコンをつなぐ
- 壊れたパソコンのHDDデータを取り出し、移行するパソコンへコピーする
ちなみに、事務所のパソコンの用途は2つしかありません。
- イラストレーターやフォトショップが事務所のWindowsパソコンにしか入っていない
- 2つあるプリンター(↓の写真のプリンター2つとも)が「MacBook Air」から印刷できない

なので、Adobe製品を使う時と、印刷する時だけ使っていました。必要なデータはDropboxにバックアップを取っていましたのでそこまで焦ることはなかったのですが、イラストレーターのデータを念のため取っておこうと思ったので、今回のデータサルベージ作戦を決行しました。
手順①HDDからデータを取り出すためのケーブルを準備(購入)する
今回使った壊れたパソコンからHDDデータを取り出したケーブル
今回、僕が壊れたパソコンからHDDのデータを取り出すために使ったツールはこちらです。

値段も安く、Amazonで1326円でした。そして何より使いやすい!
- IDEハードディスク
- SATAハードディスク
パソコンによって違いますので、必ず調べてから購入して下さいね。
手順②壊れたパソコンからHDDを取り出す
壊れたパソコンからHDDを取り出すには、まずパソコンを開けることになります。
ここはパソコンによりますので、マニュアル等があれば見ながらやりましょう。もしなくても、そこまで難しいことはありません。ドライバーがあれば可能なことがほとんどです。
僕も5ヶ所のネジを外しただけで開けました。
↓中はこんな感じ

そして、HDDを取り出すにも、ネジを1ヶ所外しただけです。

無事HDDを取り出せたので、次はケーブルをつなぎます。
ケーブルでHDDとデータを移行するパソコンをつなぐ
つなぐケーブルは2本だけなので、迷うことはないです。
↓HDDに2本のケーブルをつないだ状態(「コード伸ばして撮れ!!」は言わないで下さい。。)

『USB端子』をデータ移行するパソコンにつなぎ、『電源ケーブル』はコンセントは普通に刺します。

ここまで進んだら、スイッチがついてるので、スイッチをオン
↓スイッチをオンにすると、ライトがつきます。(「ONとOFFが逆だろ!ちょっと考えろ!!」も言わないで下さい。。)

スイッチをオンにしたら、HDDが壊れていなければブーンという音がします。これはHDDの回転が始まった証拠なので、とりあえず音が聞こえたら少し『ホッ』とすることができます。
ここで動かなければ、HDD自体が壊れている可能性があります。
壊れたパソコンのHDDデータを取り出し、移行するパソコンへコピーする
データを移行するパソコンにHDDをつなぐと、外付けのHDDとして認識されます。
今回の僕の場合は、OS(F:)として認識されました。
あとは、この中の必要なデータを移行するだけです。

データを移行しようとして、フォルダをクリックすると下記のような画面が出る時があります。

自分のユーザー名のフォルダを開こうとすると間違いなく出るはずですが、『続行』を押して大丈夫です。
『続行』を押したらアクセス出来るようになります。

この方法で、無事壊れたパソコンからデータを取り出すことが出来ました!
時間にして1時間半くらいです。1時間は待ってただけですが。。
もしものためにバックアップを取っておこう
もしもの時のために、今回のような方法を知っておくことは大事です。
ですが、本当に大切なことは、【日頃からバックアップをちゃんと取っておく】ということです。
パソコンは日々消耗しています。
どうしても、パソコンに入れておけば「大丈夫」という意識がありますが、今回の僕のようにいつ何が起こるかわかりません。
なので最後にバックアップについてお話します。
外付けHDDやオンラインストレージを使ってバックアップ
データを保存する場所のことを『ストレージ』と言います。
バックアップとしてイメージがつきやすいのは、外付けのHDDでしょう。
保存出来る容量が多いのと、USBケーブルなどで簡単にデータの保存も取り出しも出来ます。
外付けHDD以外にも、DVDやUSBメモリーなどもストレージです。
特徴としては、使うのが簡単で便利ですが、故障する可能性があります。
なので、これら『物』としてのストレージと同様に、『オンラインストレージ』を使うようにしましょう。
オンラインストレージでバックアップ
オンラインストレージとは
クラウドストレージとも呼ばれ、ファイル保管用のディスクスペースをインターネット上でユーザーに貸し出すサービスです。オンラインストレージにファイルをアップロードすることでインターネット上にファイルを保存することができます。
引用元:NTT東日本
もしかしたら『クラウドサービス』という名称のほうが聞き慣れているかもしれません。
インターネット上に保存されているため、あなたのパソコンに置いておかなくてもインターネットさえつながっていれば、世界中どこにいても、保存したデータを見ることが出来ます。
無料で使えるサービスもたくさんあります。
無料だと、保存出来る容量が少ないなどのデメリットはありますが、まずは無料で始めてみてください。
あなたもスマホでは、知らず知らずに使っているということもあるでしょう。
iCloudやGoogle ドライブなどは使っている方も多いと思います。
他にも
Dropboxなどは僕もバックアップに使っているのでオススメです。
もちろんハッキングされるかもしれないなどの危険性もあります。
あなたの使い方や、データの重要性に合わせた使い方をするようにしてみてくださいね。
大川