あなたは「値引き」や「セール」という言葉は好きですか?
お客さんという立場であれば、ほとんどの方が好きな言葉のはずです。
もちろん集客や売上に繋げる方法の1つとしても「値引き」は使えます。
本来「値引き」というものはお得感があります。
ですが、それが当たり前という状態、つまり値引きを続けると恐ろしいことが起きます。
それを考えさせられる記事がありました。
値引きが当たり前になっているお店に対して、多分あなたも感じたことがあるはずです。
それは
値引きしていないと『高い』と感じる。
もっと言えば、
値引きされていない時に買うと『損する』という感覚にすらなる
実は値引きだけではありません。お客様は良いサービスに対しても、すぐに当たり前という感覚になります。
今日はそんなお話です。
目次
もちろん値引きには理由があるはず
GAPがどういう狙いで値引きを続けるのかはわかりません。
記事にもあるように、在庫整理も1つの理由ではあるでしょう。
ですがあれだけの企業ですので、恐らく値引きされた金額が妥当ということだと思います。
今回はGAPについての話ではなく、「値引きをすること」と「値引きをし続けること」についてなので、GAPの戦略については置いておきますが、あなたが値引きする時にも理由が必ずあるはずです。
ですが、その値引きによるメリットとデメリットを考えていますか?
「値引きされていないなら来週まで待とう」というユニクロでの経験
今回のGAPとは違いますが、常に商品が値引きされている『ユニクロ』。
→来週安くなるかもしれないからそれまで待とう
こんな経験ありませんか?
僕もユニクロではヒートテックとかを買いますが、急いでいる時はありません。なので、値引きさせていないと、
「今日じゃなくてもいいや」
と思ってしまいます。
100円だから、200円だから、ということではないんですよね。
何か損した気分になるのが嫌
というだけです。
1週間待てば安くなるかもしれないのに、わざわざ今日じゃなくても良いと思ってしまいます。
人は損をすることが大嫌いです。
得をするよりも、損することを避けたいという気持ちが強いです。
もう1つ別の例で言えば、『ミスタードーナツ』もそうでしたよね。
100円セールの時しか売れない。
という状態が長らく続きました。
これもやはり、値引きが当たり前になってしまったからです。
値引きされていない、金額でいえば10円20円の違いだったとしても、
「週末には安くなるのに、今買ったら損だ」
という気持ちが、お客様の中で働いてしまったからです。
値引きも良いサービスもお客様は「あっという間」に慣れる
以前、「良いサービスをするなら続けられるか?を考えてからにしないといけないよ」ってお話しました。
↓の記事です。
人は慣れます。
習慣化するのには21日必要と言われますが、習慣化と違って自分にメリットのあることはあっという間に慣れます。
すぐに当たり前になります。
当たり前になるということは『当たり前じゃない状態に対して不満を持つ』ということです。
値引きをするなら、その先の戦略が必要
値引きには中毒性があります。
特に、一度でも値引きやセールで集客が上手くいく、あるいは売上がアップするという経験をしてしまうと尚更です。
ですが、
戦略なき値引きは危険です。
値引き以外も同じですが、その先を考えず、その場しのぎの行動は危険でしかありません。
値引きセールで集客するのであれば、その先の目的は何ですか?
集客したお客様のその後まで考えていますか?
あなたが取るべき行動には全て意味があります。目的があります。
なければなりません。
もし、
(何となくでやっているかも…)
ということであれば、今からは、その先の目的までを考えてやるようにしましょう。
まとめ
値引きをし続ける危険性と、あなたの行動に全て目的を持つというお話でした。
実は、多くの方が何となくで始めてしまうことがあります。
- 最近良いって聞いたから
- 売上が上がるって聞いたから
- 流行ってるからやらないと、と思って
「行動する」という点では、素晴らしいです。
ですが、仮に上手くいったとしても、「一度ちょっと良かったです」だけで満足ですか?
せっかくなら、その先に繋げるほうが良いですよね?
あなたの決断1つ1つが、あなたのビジネスを大きく変えます。
是非、「なんとなく」ではなく「考えて、考えて、考えて」やるようにしましょうね!
大川
コメントを残す