起業したいけどアイデアがない…
そう悩んでしまい、結局起業できない方はたくさんいます。
はっきり言ってしまうと、起業に斬新なアイデアはいりません!
ですが、「これなら大丈夫」と思える状態で起業したいのは当然ですが誰しもが思うことです。
ちなみに、これから起業する方だけではなく、既にビジネスをしている方にも読んで欲しいと思って書いています。
以前アイデアについての記事を書きましたが、今回は『起業のアイデア』に特化してお話しします。
ということで、今日は『起業のアイデアが見つからない人のための3つの簡単発想法』についてです。
目次
起業するなら「好きなこと?」「お金になること?」
何で起業するかの前に、よく起業するのは「好きなこと」か「お金になること」のどちらが良いか?という話になります。
先に僕の考えを言ってしまうと
好きなことで起業
です。
理由ははっきりしていて、好きじゃないと続かないからです。
自分でビジネスを始めるからには、やはり続けて欲しいと思います。
続けるために必要なことは、当然ですが「好きかどうか」はとても重要です。
もちろん、お金になるから続けられるという方もいるでしょう。
なので、反対することは一切ありませんし、お金を作ってから好きなことを新事業としてやっても良いでしょう。
ですが、多くの方は好きじゃないとすぐに飽きます。
これは、今までお手伝いして来た方や、相談を受けた方を見て来て断言できます。
なので、好きなことで起業することをおすすめして、本題に入りましょう。
既にあるビジネスモデルから絞り込む
よく『ニッチ戦略』なんて言われ方もしますが、既にあるビジネスモデルから絞り込む方法です。
これは大企業にはできません。
なぜなら、大きな売上が見込めないからです。
僕はひとりビジネス、つまり一人起業や小規模企業での経営をすすめています。
なので、まずはこのような絞り込んだニッチ戦略を考えるのは良い方法だと思っていますので、最初にもってきました。
具体的には
- 商品やサービスの絞り込み
- ターゲットの絞り込み
- 地域の絞り込み
がわかりやすいですね。
細かく言い出したらキリがないので、まずは上記のように大きく絞りこむ、あるいは順番に3つを絞り込んでもいいでしょう。
既にあるビジネスモデルから絞り込むことのメリット
まずメリットをお話ししましょう。
- 大企業と競合しない
- 認知されやすい
- 専門家のポジションを取りやすい
- 総合的に提供しているライバルより選ばれやすい
- サポートを充実させやすい
これから起業するのに、大企業と戦いたいとは思う人はいないでしょう。
「認知」「専門家のポジション」「選ばれやすさ」というのは全て繋がっています。
専門家のポジションを取ることで認知されやすく、選ばれるようになるのです。
良いことだらけですね。(メリットだから当然ですが)
既にあるビジネスモデルから絞り込むことのデメリット
もちろんデメリットもあります。それは、
「売上の規模が小さい」
唯一と言えるデメリットがこれです。
ただし、ひとりビジネスをやる上では十分過ぎるほどの売上をあげることは可能です。
あくまでも「会社をどんどん大きくしたいという方にとっては小さい」ということです。
それでも絞られた中で強くなれば、そこから広げることは難しくありませんので、気にするほどのデメリットではないでしょう。
広げ方は注意が必要です。ここが最も取り返しのつかない失敗をする方が多いところでもあります。正しい広げ方については、また別の機会でお話ししたいと思いますが、僕は広げること自体をあまりおすすめはしていません。
広げずに売上を大きくしていく、あるいは働く時間を減らすことを目指して欲しいと考えています。
経験のある業種に足りない要素を取り入れる
僕が既に起業している方から「集客」や「売上」についての相談を受けて来た中で、約8割の方は、直前まで経験していた業種で起業しています。
あなたが今後起業する時も、おそらく今働いている会社と同じ業種でやってみることを考えてはみるはずです。
その際に、足りない部分がないかを考え、そして取り入れる方法です。
具体的には
- 集客方法に足りない要素
- 管理方法に足りない要素
- 販売促進に足りない要素
あたりから考えてみてください。
単純ですが、WEBを取り入れていない業種・業界であれば、WEBを取り入れるだけで大きく成果を出せることは想像がつきますよね?
実際に、漁業や農業でWEBを取り入れることで大躍進している企業はあります。
「もう遅いでしょう」って思ったのであれば、非常に危険です。
想像だけで決めつけることは、あなたのビジネスチャンスを逃してしまいます。
WEBに限らず、別の業界では当たり前にやっているけど取り入れていないことは多々ありますので、是非考えて取り入れるようにしましょう。
経験のある業種に足りない要素を取り入れるメリット
メリットは
- 知識や経験がある
- たくさんのアイデアが出やすい
- 知り合いから話を聞きやすい
1番のメリットは「知り合いから話を聞きやすい」という点です。
リサーチをする上で、その業種・業界の方から話を聞けるのは非常に大きいです。
しかも、知識や経験があるので深い話もできるでしょう。
経験のある業種に足りない要素を取り入れるデメリット
ここでのデメリット、実はかなり大きなデメリットです。
それは、、
当たり前が邪魔をする。
直前まで、あるいは経験のある業種・業界の場合、当たり前だと思われていることが邪魔をして、新しいアイデアを取り入れる前に拒絶してしまいます。
メリットの中で、知り合いに話を聞けると言いましたが、実は知り合いも同じように固定観念があったりもするので、お互いに
「それは無理だよね」
「この業界はもう決まったやり方だから」
などと、前向きな発想に繋がらないケースが多々あります。
このデメリットを回避するためには、冷静に話を判断できる専門家にも聞いてもらうのが1番です。
それが嫌なのであれば、あなたの業界を経験していない方とも話すようにしましょう。
代行して欲しいと思っていることを考える
面倒なことってたくさんありますよね?
その面倒なことを代行してくれるビジネスは、既にたくさんあります。
「家事代行」や「そうじ代行」などの家庭用のサービスや、「秘書代行」「経理代行」といったビジネス用のサービスもあります。
ですが、代行業というのは「◯◯代行」とついているものだけではありません。
例えばタクシーだって、電車や徒歩での移動が面倒だと思っている人に、電車や徒歩での移動を代行しているとも言えますよね?(運転代行は自分の車を運転してもらうことなのでちょっと違います)
考えることは
- 面倒だから人にやって欲しいこと
- 時間がないから人にやって欲しいこと
基本はこの2つの軸で考えましょう。

代行して欲しいと思っていることを考えるメリット
まずはメリットです。
- 面倒なことの数だけアイデアを出せる
- 「絞り込む」「要素を足す」という、既にお話しした内容との組み合せも考えやすい
アイデアの数はたくさん出せますね。
世の中面倒なことや、人にやって欲しいことだらけだからです。
しかも、既に代行業はたくさんあるため、そこから「絞る」あるいは「要素を足す」というのもアイデアとしては出しやすいのではないでしょうか。
例えば既にあるものでは、
そうじ代行を絞ってエアコンの掃除代行、などがそうですね。
代行して欲しいと思っていることを考えるデメリット
デメリットは、
- 面倒なことなので、好きなことと一致しづらい
- やろうと思えばやれることが多いので、単価を上げづらい
単価については、対策の取りようがあるのですが、好きなことと一致しないというのは大きなデメリットです。
好きではない代行業で起業しても、結局はすぐにやめたくなってしまうからです。
最初にもお話ししましたが、まずは「好きなこと」を優先に考えることだけは忘れないでください。
まとめ
今回は『起業のアイデアが見つからない人のための3つの簡単発想法』についてお話ししました。
最初に、「好きなこと」「お金になること」のどちらで起業するか?
というお話をしましたが、よく「起業するなら?」という話になると出てくることがもう1つあります。
それが
世の中から求められているもので起業する
です。
世の中から求められている以上、確かに上手くいきやすいのは間違いありません。
実際に、
『世の中から求められているものを探す』
というのも、起業のアイデア発想法としては1つの方法です。
ですが、これも代行ビジネスと同じように、好きなこととは繋がりにくいので外しました。
まずは好きなことで始めること。
あるいは、好きなことをやるためにお金になることから始めること。
ここは外さないようにしましょう。
その上で、今日お話しした起業のアイデア発想法に当てはめて考えてみてください。
大川
確かに会社によっては退職って面倒ですよね。