新型コロナの感染拡大を受けて、全国に緊急事態宣言が出されました。
それもようやく今日、39県で解除されるようですね。
とはいえ、僕らのようなひとりビジネスをしている起業家やフリーランスの方だけではなく、一般企業に勤めるサラリーマンも、引き続き在宅勤務やリモートワークのままという方も多いでしょう。
これまで会社のオフィスで働いていた人たちが、いきなり自宅で仕事をするようになると、「まったく集中できない…」という悩みを抱えることが多いようです。
まー、当たり前ですよね。
そこで今回は、リモートワークが急速に進む現代で必ず必要になってくる「自宅でも集中して働くための秘訣」について紹介しますね!
目次
ビジネスの「聖域」をつくる

(「聖域」って言葉が使いたかっただけというのは秘密です・・・)
僕たちが自宅で集中できない一番の原因は、「誘惑が多い」ことにあります。
あなたも同じだと思いますが、そもそも住むための家なので、「居心地がよくてリラックスできる空間」のために家具や雑貨を配置しているはずです。
たとえば、壁際のテレビに向き合うようにしてローテーブルが置かれていて、ソファやベッドに腰掛けてゆったりと休める空間。これらは全て住むための配置ですよね。
いつでもテレビが見れて、漫画も読めて、ゲームもできて、というのは会社ではありえない誘惑の多さです。
そんな空間で、仕事のスイッチを入れてビジネスに一生懸命取り組むというのは、そもそも部屋のコンセプトと合っていません。だから集中できなくて当然なのです。
じゃーどうするか?
やりたいことと部屋のコンセプトのミスマッチを解消するためには、自宅やお部屋の中で「聖域」をつくりましょう。
仕事専用の部屋(もしくは空間)を用意しよう
具体的には、「その場所に行ったらビジネスのスイッチが入る」というエリアをつくってしまいましょう。
たとえば、いくつか部屋がある家に住んでいるなら、部屋の一つを仕事専用にしてしまうのもいいですね。
その部屋に入ったらやる気スイッチがパチっと入って、一瞬で仕事を始められるのがベストです。
とはいえ、「そんなに広い部屋に住んでないよ」「自分が使える場所は限られてるから」という方も多いはず。
僕も子供たちにいたるところを占領されているので同じです。。
そういう方は、部屋の一角を仕事専用コーナーにしましょう!
できるだけテレビやマンガの棚に背を向けて、誘惑の原因が視界に入らないところを選ぶのがコツですよ。
僕はあまり集中しなくて良い時は、リビングで仕事をしています。
ただ、集中したい時は寝室の端っこで仕事をしています。
たったこれだけでもまったく違うんです。
しかも、スタンディングデスクなら場所もとらないのでオススメです!

仕事専用の部屋(もしくは空間)でも集中できない時は
うまく集中できる場所を家の中に作ることができたとしても、日によって、あるいは時間によって集中できない時もあるでしょう。
これは仕方ないです。
そんな時は、ちょっとだけでも良いので場所を変えてみてください。
例えば僕がよくやるのは、リビングにいても
テーブルに椅子→(集中できない)→床に座って→(集中できない)→カウンターに向かって立って→(お、集中できる!!)
といった感じで、狭い部屋でもちょこちょこ動いて集中できる場所を探す時があります。
集中というか、「しっくりくる」といった感じですね!
一度に一つのことだけに取り組む

よく起業したばかりの人に多いですが、ビジネスを始めて仕事に取り組む時間が足りなくなってくると、「一度に仕事も食事も同時にすませたい」なんて思うことがあります。
いわゆる「マルチタスク」で仕事も雑務も消化しようという考え方です。
時間が足りない!という焦りから一度にいろんなことをやろうとするのは不自然なことではありません。
しかし、人間の脳は同時に複数のことを考えられるようになっておらず、効率的に時間が使えるどころか、トータルの時間が伸びて疲労も蓄積してしまう可能性もあるのです。
同時にやろうとすると、かえって効率が落ちる
たとえば、本を読みながらYouTubeで動画を見ようとしたとして、本の内容もYouTubeの内容も頭に入ってくる…ということはありませんよね?
どちらか一方しか記憶に残らない、最悪の場合は気が散ってしまってどっちの内容も覚えていない…なんてこともよくある話です。
むしろそっちの方がほとんどでしょう。
僕たちがマルチタスクで同時にやっていると思い込んでいる状態は、実は交互に集中力を切り替えているだけ。
1秒本を読み、3秒YouTubeを見て、2秒本を読む…のような繰り返しなんです。
車がエンジンをかけるときに一番ガソリンを使うように、僕たち人間の脳も集中し始めるタイミングでエネルギーを使います。
なので、あっちこっちに意識を向けて集中力を切り替えていると、1日の終わりにはぐったりとした疲れが出てしまうこともあるんですね。
何もしてないのに何かよくわからないけど疲れた・・・って時ありませんか?
それを防ぐためにも、今日からマルチタスクはやめて一度に一つのことだけに取り組むようにしてください。
〆切を人に宣言してしまう

「一気に仕事を片付けよう」と考えたとき、あなたはどんなテクニックを使いますか?
- ご褒美を用意する
- 楽しい計画を立てる
- 誰かと一緒に作業する
などなど、いろんなやり方があると思います。
でも、一番強力なモチベーションになるのは「あと1時間で提出しないといけない!」という〆切のプレッシャーではないでしょうか?
夏休みの宿題をやるときにも、夏休み最終日に慌ててやってしまう人が多かったはず。これも「明日宿題を提出しないといけない!」というプレッシャーがあるからこそですよね。
実際、それで何とかなったという方も多いんじゃないですか?
期限がない仕事に、無理やり〆切をつくろう
これからひとりビジネスで起業をする人も、すでに始めている人も同じですが、
あなたに仕事を強制する上司や先輩は誰もいません。
自分の意志の力だけを使って、毎日の仕事に取り組んで商品をつくったり、お客さんを集めたりしないといけないわけです。
僕たちにはけっこう期限がない仕事がたくさんあるため、よっぽど強い気持ちや焦りがないと、ついサボってしまうことがあるはず。
それを防ぐためには、自分で〆切をつくって周りに宣言してしまうのがおすすめです。
僕はこの方法をよくお話ししますが、それだけ効果を感じているということ。
例えば、SNSで「来週までに新商品を発表します!」と宣言してしまうのもいいですね。
後戻りできない状況に身を置くことが、強力なモチベーションを生み出し集中につながります。
あるいは、尊敬する人に宣言するのもオススメです。
僕は今、尊敬する人と一緒に仕事をする機会が多いですが、スケジュールややることなどを共有させてもらっています。
僕も怠け癖がある人間なので、本当に助かってます。
実際、僕のクライアントさんでも、僕を締め切りの役割として使っている方もいます。
僕に宣言をして、行動を起こすということですね。
この方法は本当にオススメなので、ぜひ使ってみてください。
まとめ

今回は自宅での集中力を高めるための具体的なテクニックについてお伝えしてきました。
- ビジネスの「聖域」をつくる
- 一度に一つのことだけに取り組む
- 〆切を人に宣言してしまう
この3つを心がけて、これからのwithコロナ、アフターコロナの時代を乗り越えていきましょう。
これからは間違いなく自宅で仕事をする機会が増えますからね!

届いた時にはまた会社でしか仕事をしない、なんてことにならないようにしてくださいね!