アイデアの出し方は色々あります。
よくフレームワークを使ってアイデアを出す方がいますが、もっと簡単に今すぐ出来る方法をお話します。
フレームワークとは
枠組みや骨組みのことです。ここで言うフレームワークはビジネス上の問題とその解決について考える時の枠組のことです。
真剣にアイデアを出したい時も、ちょっとした時間に考えようとする時にも使えます。
考え方として知っているだけでも、急にアイデアが思いつくようにもなりやすいですので、ぜひ参考にして下さい。

目次
アイデアの出し方①専用にする
まずは最も簡単な方法である『専用にする』からです。
有名な商品で言えば「朝専用缶コーヒー」などがありますね。
専用は、はっきり言ってしまえば『言ったもの勝ち』なところがあります。
実際は商品やサービスの中身を変えなくても、『◯◯専用』とするだけで売れるようになるからです。
- 缶コーヒー
- 朝専用缶コーヒー
- 二日酔いの朝専用缶コーヒー
- 二日酔いで睡眠不足の朝専用缶コーヒー
あなたが二日酔いで睡眠不足だったら、どの缶コーヒーを買いますか?
この『◯◯専用』で大切なのは、どこまで絞るかです。
ひとりビジネスの場合は、高単価で高利益率の商品やサービスを扱うべきなので、しっかりと金額を上げることが出来れば、『◯◯専用』を使う場合には絞る方が販売しやすいことが多いです。
ですが、心理的なハードルを含め、あまり金額を上げられない場合は数を売る必要が出てしまうので絞りすぎには注意が必要です。
アイデアの出し方②違う部分を専用にする
言葉だけ見るとよくわからないので、早速説明します。
先ほど例に出した「朝専用缶コーヒー」。
(実際の中身がどうかはわかりませんが)一応専用にしたのは「コーヒー」ですよね?
この専用にする部分を、変えることが出来ないか?というアイデアの出し方です。
例えば、「朝専用の缶」はどうでしょう?

ポイントは、出来る出来ないは考えず、取り敢えずアイデアを出すことです。理由や実際にやるかは、後から考えればよいです。
アイデアを出すのが苦手な人の特徴に、最初から「出来るか出来ないか」を考えてしまうというのがあります。
例えば
朝専用缶
↓
「持つ」に特化してアイデアを出そう!
↓
- 寝ぼけててもこぼしづらい
- ちょっと凸凹していて指に刺激がある。その刺激によって脳が活発になって朝から良い仕事ができる
- 飲み物の中身の温度に関係なく、夏は冷たく冬は暖かい
思いつきと言うか、かなり適当ですが、ここで言いたいのは「先にアイデアを出して、後から具体化させていく」ということです。
実際にこのパターンで作ったのではないかな?という商品があります。
「卵かけ御飯専用の醤油」って聞いたことありませんか?
当初は珍しかったですが、当然各社が追いかけて販売しますので、今ではたくさんの種類があります。(お時間あれば検索してみて下さい)
で、今回お話しているパターンじゃないかな?と思われる商品が、
「卵かけ御飯専用の卵」です。(興味ある方はこの商品なのでご覧下さい)
単純ですよね?
これが、「すでにある専用以外の部分を専用にする」というアイデアの出し方です。
アイデアの出し方③行動の簡素化。「だけ」をつけてみる。
人は楽したい生き物です。
決して僕だけはなく、あなたも少なからず楽したいという部分があるはずです。
今回のは新しい商品やサービスを考えるアイデアの出し方というよりは、商品やサービスの説明やキャッチコピーを変えることで、売上を伸ばすアイデアと言えるかもしれません。
実際に見てもらった方が早いですね!
例えば、
- 1日1回飲んでやせるダイエットサプリ
- 1日1回飲むだけでやせるダイエットサプリ
- 1日10分聞き流して英語が話せるようになる◯◯ラーニング
- 1日10分聞き流すだけで英語が話せるようになる◯◯ラーニング
- ボールの握りを変えることで、急速が5キロアップする
- ボールの握りを変えるだけで、急速が5キロアップする
いかがですか?どれも「だけ」をつけた方が魅力的に感じたのではないでしょうか?
たった一言の使い方で、お客様の感じ方は全く変わるということです。

アイデアの出し方④サイズを変える
アイデアの出し方で最も多く使われているかもしれないのが「サイズを変える」です。
変えるは色々あって、飲食店で多いのが「大盛りメニュー」ですね。
大きさを変えています。
もちろんその逆で、「小さくする」もありますし、「重くする」「軽くする」などたくさんあります。
あるいは、見た目ではわかりづらいですが「強度を変える」なども考えられますね。
明らかに見た目で変わるわけではないので、「強度」はあまり考えないのではないでしょうか。
- 壊れやすいものの強度を上げる
- 使い捨てが当たり前と思っているものの強度を上げる
というのは、たくさんのアイデアが出てくるはずです。
サイズを変えるというアイデアの出し方は多くの方がやっているはずですので、最後にもう一つ変えるでお話しましょう。
アイデアの出し方⑤頻度を変える
同じ「変える」ですが、あまり考えることがないのが『頻度』です。
例えば、整体・ヨガ・エステのような「通う」という行為が必要な業種の場合は、お客様にとって「通う頻度」というのも重要です。
これは一概に、少ないから良い、多いから悪い、ということではありません。
あなたのお客様に合わせる必要があります。
理解しておいて欲しいのは
- 頻度を増やすことで単価を上げる
- 頻度を減らすことで単価を上げる
このどちらも可能だということです。
ただ、1つだけ絶対に守って欲しいことがあります。それは、
LTV(生涯顧客価値)を上げるために行うということです。
LTVとは
Life Time Valueの頭文字を取ってLTVです。日本語では『顧客生涯価値』と言います。
1人の顧客が、将来にわたって、あなたの会社にもたらす価値という意味です。
もし、頻度を変えるというアイデアによってLTVが下がるのであれば、やらない方が良いでしょう。
LTVが上がるのであれば、単価を変えずに頻度が減ったとしても問題ありません。
今お話している「頻度を変える」に限らず、全てにおいて大切なのがLTVを上げることです。
ただ、他の四つのアイデアの出し方よりも、この「頻度を変える」というアイデアの出し方が、一番LTVに影響しやすいのでお話しました。
LTVは本当に大切な考え方です。こちらも合わせて読むことをおすすめします!
まとめ
アイデアの出し方について5つお話しました。
もしかしたら、あなたも考えたことがある方法もあったかもしれません。
あるいは、「知ってるよ」「聞いたことあるよ」と思ったかもしれません。
ですが、
大切なことは知っていることではありません。
実際にやってみることです。
アイデアを考える機会は、これからもたくさんあるでしょう。
もちろんほんの一部をお話しただけなので、他にもたくさんあります。
ただ、まずは知っていることから試してみてください。もちろん、あなたの知っている他のアイデアを出す方法でもかまいません。
- 知っていることは使う
- 一度使って駄目だから使えない、とは思わない
この点に注意して、ぜひ素敵なアイデアを考えてみてください!
大川
よりたくさんのアイデアが出るようになりますよ。