【やる気】についてご質問をいただきました。
以前書いたこの記事に対しての質問です。
《質問内容》
「作業興奮」や「やる気スイッッチ」など、確かに普段の作業で考えると理解できましたし、やる気にもなります。
ただ、仕事そのものが楽しくない場合は、どのような方法でやる気を出せばいいかわかりません。楽しくない仕事(わたしは今営業をしてますが、何も楽しいと感じません)でも楽しくするための方法があれば教えてほしいです。
ありがとうございます。
ご質問者さんに了承を得ているので、ブログでも題材にしたいと思います。
今回あなたにお伝えしたいことは、少し酷なことかもしれません。
それは
楽しいと思わない仕事、嫌いな仕事でやる気がでることはない
という事実です。
今日は家族や周りのことばかりを第一優先で考えてしまうあなたにこそ、読んで欲しい内容です。
楽しいと思わない仕事、嫌いな仕事でやる気がでることはない
もちろん絶対に一生変わらないということではないです。
何かのきっかけで「やる気」が出る可能性もあります。
例えば
- 異動や転勤
- 上司が変わる
- 後輩や部下ができる
などなど。
こういったことをきっかけとして「やる気」が出ることはあります。
ですが、これらの共通点には残念なことがあります。
共通点は何かわかりますか?
それは
自分自身ではコントロールできない
外部の要因に頼る、つまりはただの「運任せ」になってしまうということです。
以前書いたブログ
では、あくまでも作業ベースの話なので、自分自身でやる気をコントロールすることができます。
ですが、
- 今の仕事が楽しくない
- 今の会社が嫌い
- 会社の人間関係が苦痛でやる気が出ない
という状況を、あなた自身で変えることは本当に至難の業です。
日曜日の夜が憂鬱な人は本当にたくさんいる
実際に僕自身も経験しています。
いわゆる【サザエさん症候群】というやつです。
サザエさん症候群とは
日曜日の夕方から深夜、「翌日からまた通学・仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の俗称である。
引用元:ウィキペディア
本当に会社に行くのが嫌だった時は、金曜日の夜が元気のピークでした。
そして、土曜日に寝るのが辛い時もありました(サザエさんが始まるよりずっと前、日曜日の午前中ですら憂鬱になるからです)
楽しくない仕事、嫌いな会社でもやる気をだす方法はゼロではありません。
例えば、「細かい仕事に目的を持つ」こともできます。あるいは、「小さな成功体験を楽しもう」とすることもできます。
ですが、正直どれも難しいですよね?
「それが出来たら苦労しないよ!」(自分で言っておいて申し訳ないですが)という感じがします。
何が言いたいというと、最初にお話したとおりで
楽しいと思わない仕事でやる気がでることはない
という事実を受け止めて、その上でどうやって過ごすかです。
あなた自身のことも考えてる?
仕事が楽しくない、全くやる気にならない、けどズルズル続けている理由で多いのは、
- 何となく続けるしかないから
- 生活のためだから
- 転職してもどうせ同じだから
もちろんこれらの理由も、今の仕事を続ける理由にはちゃんとなっています。
ですので、あなたが同じように考えていたとしても、決しておかしなことは何もありません。
ただ!ただですね、今お伝えした理由もそうですし、ご相談を受ける中で聞く他の色々な理由もそうですが、ほぼ全員が同じです。それは、
自分自身のことが、続ける理由に入っていることがない
どうですか?
あなたもそうじゃないですか?
例えば、自分自身を考えて、楽しくない仕事を続ける理由としては
- 将来やりたいことに役立つから、今は辛くても学びのためにあと3年我慢する
- 仕事は楽しくないけど、尊敬する上司の行動は勉強になるから
- 仕事は我慢と思っている。給料も高いし、お金とちゃんと休みが取れるので、我慢も週末のための発奮材料
などがあっても良いはずです。
ですが残念ながら、自分自身の考えを持って我慢していることがほとんど(全くと言って良いほど)ありません。
「家族のため」「生活のため」は立派な理由です。当然考えなければいけません。
ですが、本当にそれだけでいつまでも我慢は続くのでしょうか?
家族を理由にして、あなた自身を無理やり納得させてるだけってことはないですか?
それが良い悪いの話ではありませんよ。
あなた自身が「家族のため」と納得しているなら、それは立派な仕事を続ける理由です。
ただ、そこに満足していない、納得していないから【サザエさん症候群】になったり、悶々とした日曜日の夜を過ごしているわけですよね?
本気で納得しているなら、文句も言わずに、憂鬱にならずに頑張れるはずです。
でもそうではない。
人は我慢します。ですが、あなたもよく知っているように、我慢には限界があります。
我慢しすぎることで、体に悪い影響が出ることもあります。
実際に辛い会社生活のために、体調を崩した方を何人も見ています。
あなたの知り合いや会社の同僚にもいるのではないですか?
我慢して我慢して体調を崩してしまうことの方が、家族にとっては辛い結果になることもあります。
楽しくない、やる気も出ない仕事を本当に我慢し続けることができるのか?
もしできないとしたら、何か方法はないのか?
きちんと【あなた自身】の気持ちも含めて、考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
僕は毎回言っていますが、会社員を続けることができるのは素晴らしいことです。
今回の話でも勘違いしないで欲しいのは、「会社を辞めよう」ということでは一切ありません。
ですが、今日唯一お伝えしたいこと
楽しいと思わない仕事、嫌いな仕事でやる気がでることはない
この事実は間違いありません。
なので、この事実とどう向き合うかを考える必要があるということです。
正解は人それぞれ違います。
どんなに仕事が辛くても、「週末の趣味や家族との時間があればそれだけで十分」という方もいるでしょう。
ですが、1日の大半の時間を占める仕事、これからも人生の多くを占める仕事との向き合い方は本当に大事です。
- 何となく諦める
- 現実逃避する
- 大半を占める時間を無駄に過ごす
これではもったいないですよね?
「あなたの人生」が、
「あなたの時間」が、
あなたにとって楽しく充実した時間になることを願っています。
大川
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