「記念日のイベント」や「特別メニュー」
特に店舗ビジネスをしている方にとっては切っても切れないものですよね?
- 集客のための特別イベント
- 売上アップのための特別メニュー
- 利益アップのための記念日商品
などなど、確かに皆さん色々考えてやっています。
ですが、「もったいないなー」「もっとこうすればいいのになー」と思うことがよくあります。
つい先日も
「もっと集客にも売上と利益アップにも使えるのになー」
と感じた体験をしたので、あなたにもシェアします。
ゴールデンウィークも終わってしまったので、頭をビジネスモードに切り替えていきましょう!
よくあるサービスでも利益アップは可能
ゴールデンウィークに、僕の家族と父親とで中華料理を食べにいきました。
そのお店ではゴールデンウィーク期間のサービスとして
- お子様へのデザートプレゼント
- 子どもの日メニュー(子ども用)
- 家族又は子どもだけの写真をその場でプレゼント
を行っていました。
僕らが食事をしたのは5月3日でしたが、子どもの日メニューは頼まなかったので、「デザートプレゼント」と「写真のプレゼント」を提供していただきました。
これからお話することは、写真のプレゼントについての深堀りです。
『お店で写真を撮ってプレゼント』
正直言って、これといった特別感があるサービスではないですよね?よくみかけます(ファミレスでもやってるお店がありますよね。誕生日だけだったと思いますが)
ただ、それは問題ではないんです。
「どこでもやっているサービスだから良くない」ということは全くありません。
逆に、どこでもやっているということは、「効果がある」という可能性が高いです。
この考え方で言うと、サービスだけではなく、広告でも同じことが言えます。ただし、中にはただ無意味に続けている会社もありますので、どこを見て判断するかは注意しましょうね!
このお話は、今回の内容からちょっと外れますので、一旦話を戻します。
僕が今回
「いやーもったいないなー」
と感じたのは、よくあるサービスだからではありません。
他の理由です。
せっかくなので、あなたならこの『写真撮影のプレゼント』をどうやるか、少し考えてみて下さい。
子どもの日ではなくゴールデンウィークで考えてみる
例えば、今回僕が思っことの1つに「ゴールデンウィークの方がいいな」という点があります。
なので、「子どもの日」で考えずに「ゴールデンウィーク」で考えてみたいと思います。
まず最初に考えたいのはターゲットについてです。
中華料理店ですので、家族で食事する方もいれば、夫婦で食事している方もいました。ちなみに、あまり1人で入るお店ではなかったです。
ではターゲットとして僕が考えたのは誰かと言うと、「おじいちゃんとおばあちゃん」です。
理由はわかりますか?
先ほどポイントであげた「ゴールデンウィーク」で考えてみてください。
ゴールデンウィークには「帰省」する方が多いですよね?
もしあなたにお子さんがいるならよくわかると思いますが、
実家に帰って食事する時の支払いは誰がしますか?
ほとんどの場合で、帰省先にいる実家の親、つまり「おじいちゃんとおばあちゃん」じゃないでしょうか?
孫が遊びに来たら、「おじいちゃん、おばあちゃん」が支払いをすることが多いのは、ずっと変わらない事実です。
で、ここからは「帰省」をポイントにしますね。
恐らく年に数回しか孫の顔を直接見ることができない「おじいちゃん、おばあちゃん」はたくさんいます。年に数回の楽しみです。
- 孫が来たらどこに連れて行ってあげようか
- 孫が来たら何を買ってあげようか
- 孫が来たら何を食べにいこうか
こういったことを楽しみながら考えているはずです。
そこに【孫と記念写真が撮れる特別メニュー】を見たらどうでしょうか?
もちろん、写真はどこでも簡単に撮れます。きっとご自身でも、お店の中でも撮ることでしょう。ですが、
自分のカメラやスマホで撮るのと、お店の特別メニューについた特別な撮影(上手い下手は関係ない)は全くの別物です。
特別なメニューを久々に会える孫と囲み、それを特別に撮影してもらえると知ったおじいちゃん、おばあちゃんの気持ちはどうですか?
数日いるうちの1回の食事として選択するには十分じゃないですか?
売上も利益もアップすることができる
今回のターゲットを、「おじいちゃん、おばあちゃん」にすることで、客単価をアップさせることもできます。
つまりそれはそのまま売上と利益アップに繋がることにもなります。
『写真を撮ってその場で現像してプレゼント』にかかるコストは、恐らく数十円程度です。
ですが、特別メニューとしては500円でも1000円でも金額を上乗せすることは可能です。
なぜかわかりますか?
「おじいちゃん、おばあちゃん」は、美味しいものが食べたいわけではありません。
- 孫の喜ぶ顔が見たい
- 孫との特別な日の記念写真が欲しい
- (あわよくば、大人である自分たちも美味しい物が食べたい)
ここにお金を払っています。
孫の喜ぶ顔が見れて、孫との特別な写真が残せるのであれば、他の似たようなメニューより1000円高いくらい何とも思いません。
ターゲットが変わると宣伝も変わる
今回この中華料理店に3つのサービスがあることは、僕たちはお店に行って初めて知りました。
で、どうしても気になってしまった僕はお店の方に「どこかに広告を出したのか?」を聞きました。
飲食店ということもあり、地域限定のコミュニティ紙に出したそうです。(「そうです」というのは、お聞きした店員さんも何となくの雰囲気だったためです)
地域限定のコミュニティ紙に出したということは、おそらく「お母さん」へ向けての訴求を考えていたからだと思います。
実際「お母さん」訴求であれば、広告を出す媒体としては間違っていません。(あくまでも基本的には)
ただし、もし「おじいちゃん、おばあちゃん」にターゲットにを変えた場合、広告を出す媒体も変える必要があります。
ターゲットを変えた時点で、宣伝する媒体を変えることはセットです。
もちろん、同じ媒体でもそれなりに反応は見込めるかもしれません。ターゲットとなる方が、元々使っていた媒体に全くいないとは限らないからです。ですが、
より集客を増やし、成約率を上げたいのであれば、ターゲットとしている方が見る媒体に変えて宣伝するようにしましょう。
あなたもできるだけ「お金」も「時間」も「労力」もかけたくないですよね?
ならば、可能な限り集客の手段は減らしてください。
そして、成約率をアップすることを考えてください。
あなたが目指すべきビジネスの仕組みは
とにかく無駄なくシンプルにやることです。
まとめ
今回は店舗ビジネス向けにお話しました。
ですが、これは店舗ビジネス以外でも同じことです。どのようなビジネスでも考え方は同じです。
- 私のビジネスには関係ない
- 私は地域が違うから
- 使える時間もお金も違うし
あげたらキリがないですが、できない言い訳ばかりを考えるのが得意な方がいます。
ですが残念ながら、言い訳を言っているうちはあなたが思うような成果が出ることはありません。
今回のお話も、決して正解というわけではありません。あくまでも考え方の1つです。
考え方の1つを知り、あなた自身のビジネスに置き換えて考えるクセをつけてください。
そして、あとは行動あるのみですよ!
大川
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