今日は『集客をプラットフォームに依存するのは危険!メリット・デメリットを知っておこう』というテーマでお話しします。
集客にしても、商品を販売するにしても、今はたくさんのプラットフォームがあります。
プラットフォームとは
基盤や土台、環境を意味する言葉。ビジネス用語としては、商品やサービスを提供する企業と利用者が結びつく場所を提供することを、プラットフォームと表現する。
主にネット上のショッピングサイトや音楽配信サイトなどを指すが、市場や証券取引所なども意味する。
引用元:weblio辞書
例えば、何か商品を販売したい時のプラットフォームと言えば『Amazon』『楽天』『Yahoo!ショッピング』などがそうです。
集客のためのプラットフォームでわかりやすいのは『ストアカ』や無料ブログの『アメブロ』などもそうです。
飲食店で言えば『ぐるなび』や『食べログ』もプラットフォームです。
どのようなビジネスをするにしても、プラットフォームを使うことはかかせません。
ですが、もちろんデメリットもあります。
特に、1つのプラットフォームに依存しているのであれば、非常に危険な状態と言えるでしょう。
最近、気になるニュースもありました。
巨大ITが不透明慣行 取引業者「一方的に規約変更」 公取委調査
引用元:毎日新聞
(元々出店者のことを考えないことで楽天は有名ですが…)
今や集客にも売上アップにもかかせない、プラットフォームのメリット・デメリットについてお話ししていきます。
目次
プラットフォームを使うメリット
まずは、プラットフォームを使うメリットから。
- 集客してもらえる
- 信用をえやすい
- 購入の壁が下がることがある
大きくはこの3つがありますので、それぞれ見ていきましょう。
集客してもらえる
最大のメリットは、何と言っても「集客力」でしょう。
プラットフォームには、既にたくさんのお客さんがいます。そこへあなたの商品やサービスを載せるだけなので、非常に大きなメリットです。
特に起業して多くの方がぶつかる壁が
集客できないという壁です。
みんなが悩む集客を解決できると考えると、非常に助かりますよね?

信用をえやすい
例えばAmazonで販売していたら、有名なショッピングモールなので安心感を持つ方は多いはずです。
(実際は、信用できない出品者はたくさんいますが…)
誰でも名前の知れたプラットフォームで販売されていれば、それだけで信用してしまうものです。
仮に今日始めたばかりであっても、そんなことはわかりませんし、多くの方はわかったとしても気にしません。
Amazonという名前での信用が勝ちます。
これも大きなメリットです。

購入の壁が下がることがある
あなたは普段ECサイトで買い物をする時、同じECサイトで買うことが多くないですか?
Amazonで買い物をすることが多い方はAmazon、楽天が多い方は楽天、のように決まったところで買うことが多いはずです。
使いやすさはもちろんですが、ポイントが貯まるなども理由の1つでしょう。
もう1つ大きな理由としては、「新規会員登録の面倒さがない」という点です。
会員登録って面倒くさくないですか?
僕は、登録が面倒で買い物をやめてしまうことがけっこうあります。
そうなると、どういった行動を取るかというと、
既に会員登録をしているところで買う
となります。
つまり、僕のような面倒くさがりな人は、入力が面倒なだけで「買わない」という選択で終わってしまいます。ですが、既に会員登録をしているプラットフォームであれば「買う」という選択をすることがあるのです。

ただし、わざと登録を面倒にする方が良いこともありますので、あなたのビジネスに合わせる必要があります。
プラットフォームを使うデメリット
では次に、プラットフォームを使うデメリットについてお話ししていきましょう。
デメリットも大きくは3つあります。
- プラットフォームのルールに従うしかない
- お客様情報が取れないことがある
- コスト(手数料等)がかかる
では、それぞれ見ていきましょう。
プラットフォームのルールに従うしかない
プラットフォームに依存してしまう一番の危険性は「プラットフォームのルールに従うしかない」という点です。
先ほど紹介したニュースも、まさにこれですよね。
なぜルールに従うしかないのかというと、圧倒的な力関係の差があるからです。
プラットフォーム側からすれば、自分達に都合の良いルール変更をすることは珍しくありません。
あとは、それに従うかどうかは「どうぞご勝手に」というくらいのスタンスが多いです。
ここで、1つのプラットフォームに依存していなければ選択肢はありますが、大抵の場合は
(ここからの集客がなくなるときつい…)
という理由から、理不尽なルール変更も飲まざるを得ないのです。
これが、先ほど危険と言った理由です。

「自分でコントロールできる集客方法を持つ」、あるいは「プラットフォームを使うにしても1つに依存しすぎない」ということですね!
お客様情報が取れないことがある
長くビジネスをしていくために重要なことの1つが
リピーターの獲得
です。
リピーターになってもらうには、あなたからアプローチできる状態が望ましいです。
新規で一度購入してもらったとしても、その後をお客さんに委ねるのではなく、あなたからも接触することが大切だからです。
ですが、『お客様情報をプラットフォーム側だけしか知ることができない』ということがよくあります。
それはつまり、
プラットフォーム側としてのリピーターにはなりますが、あなたのリピーターにはならない
ということです。

ですが、残念ながら何もしていない方がほとんどです。必ずあなたの顧客リストとなるように手を打ちましょう!
コスト(手数料等)がかかる
プラットフォームを使うということは、当然手数料などのコストがかかります。
特にひとりビジネスをしている方にとっては、売上ではなく利益が大切です。
手数料などのコストがかかるということは、利益が減ってしまいますよね?
集客をしてもらっている以上、手数料を払うのは当たり前ではあります。
ですが、いつまでもそのままではいけません。
そして、デメリットの1つ目『プラットフォームのルールに従うしかない』を覚えていますか?
つまり、
いつ手数料を上げられても仕方がない状態
ということです。
「そんな手数料じゃ無理だ!」と言ったところで、「ならやめれば?」というのが力を持ったプラットフォームのスタンスです。
ちょっと前にニュースになっていたZOZOのやり方がまさにそうですね。

急な手数料アップの時に慌ててしまわないようにして下さいね!
まとめ
プラットフォームを使った集客・販売のメリットとデメリットについてお話ししてきました。
あたながどのようなビジネスをやっているかによりますが、プラットフォームを使った集客や販売は必ずと言って良いほど必要でしょう。
問題は、
依存してはいけない
この1点です。
デメリットの部分でお話ししませんでしたが、そのプラットフォーム自体がなくなってしまうことも十分に考えられます。
そのような時に、
- 多少売上が下がったとしても対応できる状態なのか?
- 他の人と同じように焦ってしまうのか?
この違いは、1つのプラットフォームに依存してしまっているかどうかです。
そして、あなた自身で集客や売上をコントロールできているかどうかです。
もし、あなたがこのままでは危険かもと思ったのであれば、先延ばしにせずに考える時間をとりましょう。
また、これから起業するのであれば、今考えているやり方で危険ではないのか?を考えてください。
1人で考えがまとまらなければ、必ず誰かに聞いてもらったり相談するようにしましょうね!
大川