以前『個人でビジネスをする人共通の5つの悩みと解決法 』という記事の中で、売上・利益が上がらないという悩みの解決方法として、価格を上げればほぼ解決するというお話をしました。
とは言っても、ほとんどの人は価格を上げることを躊躇します。その気持ちはよくわかります。
ですので今回は、
- 価格を上げるメリット
- 価格を上げる方法
についてお話します。
目次
価格を上げるメリット
価格を上げるメリットは大きく3つあります。
その3つとは、、、
- 売上が安定する
- たくさんのお客様が必要なくなる
- 結果の出るお客様が残る
この3つです。
では、1つずつお話していきます。
1.売上が安定する
これは当たり前ですよね?
高い商品やサービスが売れれば、それだけ売上が安定=経営が安定することになります。
それはわかっていても、価格を上げられないのには理由があります。例えば、
- 売れないだろうという気持ちがストップさせる
- 高い商品やサービスを販売することで、クレームが怖い
- 満足させられる自信がない
などがありますよね?
しかしその心配はいりません。
詳しくはこの後お話していきます。
2.たくさんのお客様が必要なくなる
ここで1つ質問をさせて下さい。
あなたは次のうちのどちらの方が簡単ですか?
- 1万円のサービスを100人に売る
- 100万円のサービスを1人に売る
極端だと感じるのであれば、50万円のサービスを2人に売ると考えてもけっこうです。
同じ100万円の売上でも、1万円を100人に売ることが一番難しいと思いませんか?
少ないお客様で売上が安定すると、実は先ほどの価格を上げられない理由の中の2つが解決します。
- 高い商品やサービスを販売することで、クレームが怖い
- 満足させられる自信がない
この2つです。なぜなら、、
クレームが起こるのも、満足させることが出来ないのも、多くの人数を抱えてしまうことが、大きな原因の1つだから
つまり相手にする人数が多ければ多いほど、お客様1人に対しての時間や労力はもちろん、集中力ですら少なくなるからです。
お客様は相手にされていないと思うと不満が爆発します。
逆に少ない人数であれば、1人に対して使える時間はもちろん、労力も多く使えます。
お客様を相手にしている時間が多くなれば、それだけ満足度は高くなります。
実はここが非常に重要で、価格が高ければ高いほど、もちろん結果も大切ですが、
- あなたのためにたくさん時間と労力を使っています
- あなたをいつも気にしています
ということを認識してもらうことで、仮に結果が思ったほどではなくても、満足度が高くなる人は多いのです。
そして、
満足度が高くなれば、おのずと結果を出そうと頑張ってくれるので、より相乗効果を発揮することが出来ます。
3.結果の出るお客様が残る
先ほどお話した「お客様の満足度が高くなり、結果を出そうと頑張ってくれる」というのが1つの理由ですが、もう1つ理由があります。
それは
高いお金を払った=価値があると感じる=結果に繋がる
高いお金を払った=高い投資をしたからには元を取りたい=結果に繋がる
ごめんなさい。。2つでした(苦笑)
なざなら高いお金を払ったことで、お客様自身の結果に繋げたい気持ちが強くなるのが理由です。
これは誰でもそうですよね?
例えば「500円のランチバイキング」に行って、ちょっと食べてお腹一杯になれば、コーヒーでも飲んだら帰ろうかなとなります。
ですが、「5000円のランチバイキング」であればそうはいきませんよね?
何とか元を取ってやろうとします。
他に食べたい物があるのに、その場で切ってくれるローストビーフに何度も並んでしまいます(僕だけだったらごめんなさい)
これと全く同じです。
出した金額に見合った成果を求め、お客さん自身が前向きになるのです。(バイキングの話は前向きとはちょっと違いますが・・・)
コンサルタントやコーチの中には、セミナーで集客している方もいると思います。
その際、無料セミナーにすると、当日連絡もなしに来ない人って多くないですか?
無料だから取りあえずで参加予約する人や、休憩に使う人までいます。
これを防ぐには、ワンコインでもいいのでお支払いしてもらったり、先に支払ってもらって、参加後に返金という方法を取ることも出来ます(これはちょっと面倒ですけどね。。)
とはいえ、最初のハードルを下げるために無料にするのは当然の気持ちです。ですが、
本気であなたに価値を感じ、本気でその悩みを解決したいと思っていれば、お金を払ってでも参加してくれます。
もしあなたが無料セミナーや無料セッションなどをやっていて、当日来ないことに困っているのであれば、最初の段階でふるいにかける意味でも、100円でいいので取るようにしてみて下さい。
価格を上げる方法
今までの話で、価格を上げた方がいいというのはわかっていただけたと思います。
もちろん既にわかっていたけど上げられない、という人も多いはずです。
ではここからは「どうやったら価格を上げられるか」についてお話をします。
2つありますが、1つ目はサラッといきます。
是非考えて欲しいのは2つ目です。
1.結果にコミットする
わざとコミットという言葉を使いました(笑)
言わずと知れたRIZAPの手法です。
ダイエットのインストラクターが体型や体重に対して、コンサルタントが売上に対して成果を約束することで高い価格を請求します。
お客さんのリスク回避のために、結果が出なければ返金などを付けることが多いです。
この方法は全てに言えますが、相手の行動があってこそです。
24時間一緒にいるわけではないので、あなたがどれだけ頑張っても、どうにもならないことが多いのも理解した上でやるかどうかは判断しましょう。
2.お金をかけずにあなたの商品・サービスの価値を上げる
これこそあなたがすぐにやるべきことです。
僕が最初に働いたのはホテルだったので、ホテルを例に説明します。
ホテルには色々な部屋があります。スタンダードルームやファミリールーム、スイートルームもあります。
そこそこのホテルになると、最上階とスイートルームに宿泊する人専用のエグゼクティブフロアという場所があります。通常はロビーのフロントにて立ってチェックインをしますが、エグゼクティブフロアでは、座ってチェックインをすることが出来ます。チェックインする前から名前で呼ばれます(事前情報やロビーで伺った名前をインカムなどで伝えているため)他にはウェルカムドリンクが1杯提供されます。
スイートルームは別ですが、最上階とはいえ部屋の広さは一緒です。
多少ベッドカバーの色が違ったり、化粧水などアメニティが多いホテルもあります。
いかがですか?
スタンダードフロアとエグゼクティブフロアの違いは、大きくはこの太字にした部分です。
これらに原価はいくらかかっていると思いますか?
原価がかかっているのは飲物くらいですよね?
座ってチェックイン出来ることに原価はかかっていません。もちろん最初から名前で呼ばれることもです。
ですがこういったサービスを増やし、価値を上げることで数万円も高くなります。
原価がかかってないのに高い!!なんて文句言う人はもちろんいません(知っている限りではですが)
何が言いたいかというと、ホテルに限らず
高額なサービスになればなるほど、原価がかからないものが増える
ということです。
飛行機のファーストクラスもそうです。
東京-ロサンゼルスの往復で150万円以上します。
座席は広いし食事や飲物も豪華、特別なラウンジも使えます。
しかし他には、ホテルと同じように名前で呼ばれたり、洋服がハンガーに掛けられたりといったサービスが増えていきます。
桁が変わるほどの原価はかかってないですよね?
決して到着時間が早くなるわけではありません。
それでもそこに価値を感じているから成り立っているわけです。
あなたのサービスでも原価をかけずに提供できるサービスがあるはずです。
そこに価値を感じてもらえれば、価格を上げても喜んであなたを選んでくれるはずです。
凄いことをやろうとする必要もありませんし、多くの人が喜ぶ必要もありません。
少ない人数が価値を感じてくれればいいだけです。
是非すぐに考えてみましょう。
まとめ
あなたに既に多くのお客様がいようが、まさにこれから新規集客をしようとしている時であろうが、より多くの価値を提供することで、価格を上げた商品やサービスを提供することを考えてみて下さい。
高いと売れないのでは?
クレームが怖い。。
という気持ちを捨ててやってみると、価格が低かった時よりも楽になりますし、お客様もより喜んでくれるのを実感出来るはずです。
ただし注意点があります。
それは
あなたが価値を感じることではなく、お客様が価値を感じることだけしか通じない
ということです。
ここだけは間違えることなく、あなたの商品やサービスの価値を最大限に高めて提供しましょう!!
大川
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