今日は、顧問先の社長さんからあった質問
「必ず営業が値引き交渉をされるけど、どうやって断ったら正解なのか?」
についてお話ししたいと思います。
値引き交渉は、決して法人だけではなく、個人でビジネスをしていてもよくある話です。
何が正解というとちょっと誤解を招くので、オススメの断り方としてお話ししますね!

「高い」は何と比べて高い?
値引き交渉をしている方というのは、実は「高い」と思っていなかったり、何となくで交渉していることがよくあります。
そのため、値引き交渉をしてくる方に対しては、
「何と比べて高いと感じますか?」
と聞いてみてください。
けっこうな割合で、本気で高いと思っているわけではないことがあります。
なので
「何と比べて高いと感じますか?」
と聞くだけで、多くの場合は値引き交渉は終わります。
もちろん、中にはきちんとした比較をして「高い」と言っている人もいます。
これこそがメリットです!
なぜなら、その場合は情報を得ることができるので、何で勝負をするべきかがわかるからです。
比較されて「高い」と言われたらラッキー
「高い」と言っている理由が、はっきりとあなたの提供している商品やサービスと何かを比較しているのであれば、そことの「違い」を見せれば良いだけです。
これはわかりやすいですよね?
あなたを選ぶ理由を見せるということです。
ただ、多くの場合、実は比較されるべきではない商品やサービスと比べられていることがあります。
ここが非常に重要です。
なぜなら、
お客さんが何を購入するためのポイントとして重視しているかがわかるからです。
本来比較されるべきではない商品やサービスと比較されている場合
- 目の前のお客さんへ、購入するためのポイントとしての自分の商品やサービスの優位性を伝えることができる
- 今後の商品・サービスの改良(開発)につなげることができる(購入するためのポイントを商品に入れることができる)
という情報を得られます。
こういった情報は、普通の会話の中ではなかなか得られません。
そんな貴重な情報が、値段交渉されることによって知ることができるのです。
まとめ
普通に考えると、値引き交渉をされることは嫌ですよね?
ですが、今日お話ししたように、実はメリットもあるのです。
特に、あなたが商品やサービスをより良いものへと変えていきたいのであれば、「値引き交渉ありがとう」と言ってもいいくらいです。
「何と比べて高いと感じますか?」
という一言で、無駄な値引き交渉は排除し、実際に比較されているなら貴重な情報が手に入る。
値引き交渉をされるというのも、悪いことではない気がしてきませんか?
大川