今日のテーマは『新しいことを始めるのに必要なことは、まずやめること』についてです。
今日は新元号の『令和』が発表されましたね。
一生に何度もあることではない瞬間なので、2人の子供と一緒に発表の瞬間をテレビで見ていました。
長男はドラフトの日に、野球部あるあるの
「やばい、指名されたらどうしよう。ドキドキする」
かのごとく、新元号が自分の名前(長男は漢字二文字でこうせい)だったどうしようって真剣に言ってました。
「こうせい元年」「こうせい28年度」
なぜ28年度なのかはわかりませんが…とにかく練習してました…。
さて、4月になると新しいことを始めようと思う方がたくさんいます。
もしかしたら、あなたもそうかもしれません。
新しいことを始めようと思っても、結局は始めることができない方も多いのですが、それを解消する方法が1つあります。
それは、『やめる』ということです。
始める前にまずはやめることを、新年度の今、ぜひ考えてみましょう。
目次
新しいことを始める前に、なぜ「やめる」なのか
何か新しいことを始めるということは、やることが増えるということです。
あなたは仕事をしていて、さらに家のことや既にある趣味、人との付き合いなどたくさんの時間を使っています。
現時点で、新しいことに使える時間はどれくらい残っていますか?
新しいことを始めるのに時間がたっぷりあるなら良いですが、ほとんどの方はそこまで多くの時間はないはずです。
時間がないのに新しいことを始めようとすると、人はどう思うかわかりますか?
「もっと1日が長ければいいのに」
1日の時間を延ばすことは不可能なので、新しいことに使える時間を作るしかありません。
そのためには、まず何かを「やめる」しか方法はないのです。
新しいことを始めるためにスペースを空ける
例えば、新しい洋服をどんどん買っていくとどうなりますか?
クローゼットやタンスはすぐにいっぱいになりますよね?
いっぱいになってから洋服を買い続けたら、無理やり入れてシワシワの洋服を増やすか、洋服が溢れた部屋が出来上がるだけです。
そんな時何をするかと言うと、洋服を捨ててスペースを作るしかありません。
もしくは、もっと収納がたくさんある広い家に引っ越すことでも問題を解決することができますが、多くの方が簡単にできるのは、新しい洋服を入れるためのスペースを空けることでしょう。
あれもこれも捨てる必要はありません。
いらない洋服だけを捨てればいいのです。
クローゼットやタンスが洋服でいっぱいの方の多くは、着ない洋服がたくさん入っています。
またいつか着るかも、という考えがあるので、取り敢えずで残していることがほとんどです。
ですが、ほぼ着ないで終わります。
よく、1年着なかった洋服は二度と着ないと言われていますが、実体験としてその通りだと思います。
二度と着ない無駄な洋服を捨てることで、新しい洋服を入れるスペースができます。
これは、あなたの時間も同じなのです。
新しいことを始める時間を作るのに何をやめる?
新しいことを始める前に、何かやめることが先だとお話ししました。
では、どんなことからやめますか?
- 何となくで見ているスマホの時間
- テレビを見ている時間
- 付き合いで飲みにいく時間
など、実際にはやめても支障がないものはたくさんあります。
でも、そう簡単にはやめられないんですよね。
何かをやめることの方が、新しいことを始めるよりも難しいです。
(そのわりには、新しく始めたことをすぐにやめるのは簡単ですが…)
ずっとやってきた何かをやめるのは難しいです。
ですが、普段から当たり前のようにやっている中に、ただ何となくやっていることは色々あるはずです。
あるいは、やるのが当たり前だと思っていることの中に、「やっていても楽しくないこと」や「全くワクワクしないこと」はありませんか?
まずはそれをやめられないかを考えてみましょう。
何かをやめたからといって、新しいことを始めなくてもいい
新しいことを始めるために、何かをやめて時間を作ることができたとしましょう。
ですが、そこでもう一度立ち止まってください。
僕は、必ずしも新しいことを始めなくてもいいと思っています。
空いた時間を
- 睡眠時間の確保
- 今、既にやっていることの時間を増やす
- 時間があることでの心の余裕
に使ったっていいわけです。
新しいことのために頑張ってやめたのに、結局何もしなければ本末転倒だと感じる方もいるかもしれません。
ですが、その考えを持ったおかげで、時間にも気持ちにも余裕が生まれたと考えればどうでしょうか?
時間を作るために最も簡単な方法
先週のLINE@の中で、
今日相談にきてくれた方の起業しようと思った理由が
「起きている時間の半分以上を好きでもない仕事をやっている現実が怖くなった」
という理由でした。
仕事の時間を8時間だとしても、起きている時間の半分であり1日の3分の1ですよね?
わかってはいても具体的に「起きている時間の半分」という言葉を聞くと確かに恐ろしい…
という内容をお話ししたのですが、時間を作ると考えると、大きく使っている時間を削ることから考えるのが簡単です。
例えば、24時間をきっちり使っているとして
- 仕事:10時間(残業時間などを含めて)
- 通勤:2時間
- 睡眠:6時間
- 食事やお風呂、身支度など:3時間
- 家族との時間:2時間
- 好きなこと(趣味など):1時間
だとします。
明らかに多いのは仕事の時間ですよね?
通勤時間を含めて12時間、つまり半日です。
これが異常な数字かというと、全くそんなことはないというのは、きっとあなたもよくわかっているのではないでしょうか。
ということは、あなたが自分の時間を作るなら、本来「仕事の時間(プラス通勤時間)」を減らすべきですが、ほとんどの方が減らそうとするのは、大切な「睡眠時間」です。
「仕事の時間を減らすために起業しよう!」なんてことを言いたいわけではありません。
仕事の時間を減らす方法は色々あります。
先ほどお話ししたLINE@に出てきた相談者さんは、残業(月30時間)は一切しないと決めました。
会社によって拘束時間は違います。
9時間拘束で8時間勤務の会社もあれば、
8時間拘束で7時間勤務の会社もあります。
もし8時間勤務の会社から7時間勤務の会社へ転職したら、それだけで1日に1時間も自分の好きに使える時間ができますよね?
1ヶ月で22時間の差、つまり約1日分の自由な時間を得ることができるのです。

当たり前の生活を、ほんの一部変えれば新しいことは始められる
- 今の勤務時間は当たり前
- 通勤時間が長いのは当たり前
- 会社は残業するのが当たり前
- 上司が帰る前に、先に帰るのは気まずい
- 満員電車は仕事するなら仕方ない
本当にそうでしょうか?
全てが「慣れ」や「周りの人が作った当たり前」ではないですか?
新しいことを始めるには、必ず始めるための時間(スペース)が必要です。
そのためには、あなたの当たり前を見直してみてください。
当たり前というのは、意識して見直さないかぎり、変えるきっかけはいつになっても来ません。
ですが、意識した瞬間から、疑問をもつことができます。
新年度になり、新しいことを始めてみようと思っている方は多いはずです。
ですが、その前に必要なのは「やめる」こと。
何をやめるかを考えるには、まずはあなたの当たり前を見直してみませんか?

今日のテーマは『新しいことを始めるのに必要なことは、まずやめること』についてでした。今年度もよろしくお願いします^^
気になるのは最初だけです。一度やってしまえば慣れます。
そもそも、そんな風潮の会社であれば、辞める検討もありだと思いますけどね^^;