「ちょっと気が引けるからやめよう」
これは先日ご紹介でお伺いした会社での、社長のお言葉。
僕の提案に対して、まさに鶴の一声よろしく、ご提案は却下となりました。
ご相談としては、
- 低単価の商品を販売
- 商品に自信があるので、一度購入してほしい
- 集客が上手くいっていない
という内容です。
どのビジネスでもそうですが、
「一度使ってもらえればわかる」「一度食べてもらえればわかる」「一度体験してもらえればわかる」
と考える方は多いです。
ですが、それが最も難しく、結局売上につながらないのはよくある話です。
(が、その話はまた別の機会にするとして…)
今回のご提案に対して、社員の方やアルバイトの方は
「確かにそれ、入っちゃうかも」
「僕たちじゃ絶対に思いつかない(苦笑)」
「面白いからやってみましょう!」
といった声ばかりでした。
ただ、僕は社長の気持ちがよくわかります。
(きっと社長か部長のどちらかは躊躇するだろうな)
と思っていたので、冒頭の言葉に対してあっさりと引きました。
今日は、集客や売上アップのための手段として、「何がずるくて、何がずるくないのか」というお話です。
どんなご提案をしたか知りたい方はLINE@から「行列」とメッセージを下さい!こっそり教えますね!
店舗型ビジネス、特に大型店舗ではない方には向いています。
目的は、『とにかく一度お店に入って!!』です。
事実は1つ。でも見せ方はたくさん
例えば、ある商品を販売していて、先月の販売数が1個だったとします。
そして今月の販売数が10個だとしましょう。
- 販売数9個アップ!
- 販売数、先月の10倍!
- 対前月比1000%!
どれもが同じことを意味しています。
ですが、人によっては②や③をずるいと言います。
でも、全て事実ですよね?
今回のご提案も、一切嘘はついていません。
一度お店に来ていただくことが目的でしたので、そのための方法としてお話しました。
ですが、人によっては「ずるい」と感じますし、それもわかっていました。
目的はなんですか?
僕はよく「やりたくないことを決めましょう」という話をします。
その上で、目的のために「やるかやらないか」を判断する方が良いからです。
例えば、あなたが
- インスタグラムはやりたくない。
- だけど、インスタグラムをやることでたくさんの見込み客さんを集客できるのがわかっている。
この状態で、どちらを選ぶかはあなた次第ということです。
僕は条件や選択肢は提供できても、決断はしません。
あなたのビジネスは、あなたの決断で動きます。
今回のご提案も、新規集客(初めてお店に入ってもらう)が目的でした。
ですが人によっては(今回は社長さん)、
①確かに新規集客につながるかもしれないけど
②何かちょっとずるい感じがして気が引ける
と迷います。
そして、選んだのは「やらない」ということです。
しっかりと決断したので、別の内容で始めるだけです。
あ、念のため言っておきますが、
まったくずるくないですからね!
まとめ
集客や売上のためにどこまでやるかは人(企業)それぞれです。
ですが、皆と同じことを皆と同じようにやっていたら、それはなかなか上手くいかない時もあるでしょう。
新しいことや、やったことのないことに抵抗を覚えるのもよくわかります。
ただし、嘘はつかずに『見せ方』次第で目的が達成できるのであれば、あなたにはできるだけ「やってみる」という決断をして欲しいと思います。
ひとりビジネスの場合、全てあなた次第です。
歴史ある会社や、従業員がたくさんいる場合は、たくさんの条件を考慮して決断します。
なので、「目的は達成できるかもしれないけどやらない」という決断も多いです。
ですが、ひとりビジネスや、小規模企業の経営をしている僕らは違います。
『優先順位の決定』と『決断』をしっかりと遂行しましょうね!
大川
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