前回のLINEで、「これから起業ブームが来る」という話をしたら、以前相談を受けた方から起業するという連絡をもらいました。
嬉しいですね^^
その方はアパレルのデザイナーさんで、自分のブランドを立ち上げます。
そこで、ちょっと考えたことがあります。
これから起業する場合、長く続けるならどんな仕事が良いのか?
どんなスキルが重要なのか?
というお話です。
目次
アメリカで失われた仕事

コロナの影響で失われた仕事の割合を、アメリカの労働省が発表しています。
→興味ある方はこちらに詳細があるので見てみてください!
ざっくりとお伝えすると
- 宿泊業:42.3%
- スポーツ・芸能::45.5%
- 家具屋:46.3%
- レストラン・バー:48.1%
- 映画撮影・サウンド収録:48.3%
- 歯科医院: 53.3%
- ランドリー・クリーニング: 53.5%
- アパレル店舗:58.9%
- 遊園地・カジノ:59.9%
- 観光に関する搬送業:62.1%
となっています。
数字が大きければ大きいほど、その仕事がなくなってしまったということです。
おそらく、日本で失われている仕事と同じだな、と感じたのではないですか?
次に、もう1つデータを紹介します。
15年後、機械に奪われてしまう可能性のある仕事

もう1つ、アメリカのデータを紹介します。
15年後、機械に奪われてしまう可能性のある仕事についてです。
よく、10年後になくなる仕事の話が出ますよね? その話と近いですが、ここで紹介するのは、似た業務なのに「差」がある仕事についてです。
興味深いですよ。
15年後、機械によって奪われる可能性のデータ
- プログラマー:48.1%
- ソフトウェアエンジニア:4.2%
- ウェイター/ウェイトレス:93.7%
- バーテン:76.8%
- 調理師:96.3%
- シェフ:10.1%
- 経理:97.6%
- 経理部長:6.9%
どうですか?
なんと、調理師とシェフで86%も違っています。
ここから何を考えるかというと、似た仕事であっても、どんな違いがこの「差」を生み出しているかです。
15年後も残るのは「生み出す人」と「コミュニケーションを取れる人」

近い仕事なのに差がある。その違いは何かと考えると
「生み出すか生み出さないか」
「コミュニケーションを多く取るか取らないか」
なんですよね。
例えば、わかりやすいのは調理師とシェフですね。
シェフは、自ら新しいメニューを生み出します。あるいは、どうやって作るかを指示する立場です。
また、料理を作っていてお客さんと直接コミュニケーションを取るのは、基本的にシェフくらいです。
一方で、調理師は表に出ることは滅多にありませんし、自分でメニューを考えたり調理方法を決めるのではなく、決められた通りに作るのが仕事です。
この違いが、機械に奪われるのかどうかの差なんですね。
あるいは、ソフトウェアエンジニアは、仕様を決めたり設計したりします。もちろんそこにはお客さんとコミュニケーションを取って決めていくことが多いですね。
一方でプログラマーの場合、決められた内容に沿って仕事を行うことが多いです。
もちろんフリーの場合は両方を兼ねていることが多いですが、会社員や、フリーでも請け負って作業を行うことに特化したプログラマーの場合は、単純作業的なものが多くなります。
そこに違いが出るわけです。
まとめ
ということは、今後も残る仕事をしていこうと考えた時には、「自分で何かを生み出す」か、「コミュニケーションを取りながらやる仕事」のどちらかなら、仕事がなくなって大変という状況にはなりづらいということです。
逆に今後、機械に変わられる可能性が高い仕事をやっているのであれば、そこでのスキルを伸ばすことは素晴らしいことではありますが、自ら何かを生み出す力を養う方に時間を割いた方が良いかもしれません。
また、コミュニケーションが苦手であっても、そこを理由に逃げてしまうのはなく、相手に共感する力を養っていくのが良いでしょう。
「先の話でしょ?」と、あまり気にならない方も多いかもしれません。ですが、今から少しずつでも
- 生み出せる力
- コミュニケーション力
を鍛えておけば、将来はもちろん、今すぐにでも役に立つ力です。
「何かを学ぼう」「将来役に立つスキルをつけよう」など、自分自身の学びを考えた時に、今回のお話を思い出してくれたら嬉しいです。
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