『失敗は成功のもと』
きっとあなたも何度も聞いたことがある言葉でしょう。
- 失敗したと悩んだり
- うまくいかないと凹んだり
ビジネスをしていく上ではしょっちゅう経験することですよね?
なので今日は、「失敗した」「うまくいかない」という時に考えるべきたった2つのことについてお話します。
今日の話を聞くことで、もしかしたらあなたがやめたいと思っていることがやめられるかもしれませんよ!
目次
「失敗した」「うまくいかない」時に考える2つのこと
まず最初に答えから。
- やるべきだったにも関わらず、やらなかったことは何か
- やならくて良かったのに、やっていたことは何か
この2つです。
そんなの当たり前だろ!って思いました?
そうなんです。聞くと簡単で、しかも当たり前だとわかります。
ではなぜわざわざこんな当たり前のことを言うかわかりますか?
みんな細かい所から考えすぎているから
つまり、1つ1つの細かい失敗にばかり意識がいってしまい、その見つけた原因を改善することだけに集中します。
もちろん大切なことです。
失敗したりうまくいかなくても、原因を考えることすらしない人がほとんどです。
原因を考えたとしても、わからないからそのまま同じ事をやり続けてしまう人も多いです。
あるいは、原因がわかったにも関わらず、改善することなく同じことを続ける人もたくさんいます。
なぜなら人は同じことをするのは楽だからです。
昨日と違ったことは、わかっていても受け入れたくないものです。
ちょっと話がずれてきたので、話を戻しますね。
1つの細かい失敗に意識がいってしまい、その見つけた原因を改善することの問題点
失敗の原因を見つけ、改善することは素晴らしいです。ですが、、
見つけたその原因が、最も重要な失敗の原因とはかぎりません。
むしろ、最初に見つけた原因は大した問題ではないことが多いです。
もちろん原因が1つだけなら良いですが、1つとは限りません。
通常は、原因がいくつもある時がほとんどです。そして残念ながら、
本当に改善するべき最大の問題点は、自分ではなかなか見つからないのです
問題点を間違っていた実例をご紹介
実際にあった例でお話しますね。
エステティシャンの方です。まずは本人から相談を受けた時の情報です。
【特徴】
- 自宅サロンなので地域性がある
- ほとんどが1回だけで終わってしまう
- 20代〜40代の方がお客様
【悩みと考えていた問題点】
新規集客がうまくいかない
【やってみた対策】
地域性を活かして「チラシ」をまいた(4000枚)
【対策での結果】
新規集客は0
【考えた原因】
チラシの内容が良くなかった。具体的には
- キャッチコピー
- デザイン
- オファー(提案した内容)
【対策】
チラシを修正する
この段階で、チラシ作成についての相談を受けました。
ですが、その前に本当にチラシを変えるべきかどうかを検討しました。
考えたことは最初にお話した通り、
- やるべきだったにも関わらず、やらなかったことは何か
- やならくて良かったのに、やっていたことは何か
この2つだけです。
そして、その中で細かい問題点は色々出てきましたが、
- やったことは、お金もかからず簡単なこと2つ
- やめたことも2つ
たったのこれだけです。
うまくいかない最大の問題点はなんだったのか?
僕が相談を受けた時に、最大の問題点は
『ほとんどの方が1回で終わってしまう』
ここだと感じました。
なので、1回で終わらないために、つまりリピーターになってもらうためにやっていることを確認しました。
そして、問題点であると思っていた「新規集客」にどんなことをやっているかも確認しました。
その上で、
を改善しました。 「やならくて良かったのに、やっていたこと」として この2つをやめました。
今では1回で終わってしまうお客様の割合は80%以上減りました。元々が多かったとはいえ、素晴らしい改善です。
しかもお金はかかっていません。
さらに、完全紹介制にしたため新規集客はしておりません。
解決したい悩みが本当の問題点ではないので対策も間違えてしまう
今回例に出したエステティシャンの方が解決したいと思っていた「新規集客がうまくいかない」という悩みは、本来真っ先に解決するべき本当の問題点ではありませんでした。
- 本人の思っていた問題点⇒新規集客がうまくいかない
- そのための対策⇒チラシをまく
- チラシがうまくいかない⇒チラシの内容を変える
ですが、実際には
- 本当に解決すべき問題⇒1回での失客率を減らす
- そのための対策⇒話す内容と順番を改善
- うまくいかなかったチラシ⇒変更ではなくやめる
全く違いますよね?

まとめ
失敗したり、うまくいかない時に考えることはたったの2つだというお話でした。
その2つは
- やるべきだったにも関わらず、やらなかったことは何か
- やならくて良かったのに、やっていたことは何か
でした。
特に、「やならくて良かったのにやっていたことは何か」は、無駄な経費を削減することにも役立ちます。
先ほど例で出したエステティシャンの方でいえば、無駄なチラシをまくこともなくなりました。
更に、嫌々頑張っていたFacebookもやめることができました。
1つ1つ細かく問題点を見つけ、そこを改善することは大切です。
ですが、あなたの時間は有限です。
限りある時間の中で、最短で成果を出すためにあなたがやるべきことは、本当に解決するべき問題点をみつけ、
- やるべきことだけやり
- やらないで良いことはやらない
この見極めをしっかりすることです。
問題点が仮に5つ見つかったとしても、本当に解決するべき問題点がわかれば、その1つだけを改善することで他の4つの問題点は勝手に解決されることなどよくあります。
本当の問題点というのは、なかなか1人では見つかりません。
- 1人で本当の問題点を見つけようとする
- 1人で解決しようとする
それ自体が、最大の問題点である可能性もあります。
確かにあなたの能力は素晴らしいと思います。
勉強熱心であることも間違いありません。
だからこそ、本来あなたが力を注ぐべき点に、時間も労力も使うようにしてくださいね!
大川