最近「凄くマーケティングが上手だなー」と思うラーメン屋さんを見つけました。
もちろん、味も絶品です!!
もしあなたがビジネスをもっと飛躍させたいなら、美味しいラーメンを食べに行きがてら、マーケティングを学んできて下さい。
場所は…
と、ここまで作り話をしてきたわけですが(怒らないで下さいね^^;)
もし本当にここで僕がお店を紹介したら行ってみたいと思いますか?
何人かの方は「行ってみたい」と思ってくれたのではないでしょうか(そう信じたい!)
世の中に集客方法はたくさんあります。
その中でも無料で効果のある紹介、つまり「口コミ」での集客は昔と変わらず効果的です。
むしろ、何が本当かを判断するのも難しいくらいに情報が溢れている現代には、「口コミ」はより重要と言えるかもしれません。
あなたのビジネスは「口コミ」による集客が出来ていますか?
もし口コミでの集客が多くないのであれば、これを読んで無駄な広告費をかけずに集客しましょう。
今回は、アナログ集客で一番効果がある「口コミの発生させかた」についてのお話です。
目次
口コミはアナログ集客でも最強の方法
見込み客さんを集客するための方法はたくさんあります。
インターネットが普及して以来、集客方法は大きく2つに分かれました。
- WEB集客(インターネット集客)
- アナログ集客
今回は「口コミ集客」なので、アナログ集客に入ります。
アナログ集客には以下のような手法があります。
- チラシのポスティング
- 新聞や雑誌の広告
- ダイレクトメール
- テレビなどCM
- 口コミ
まだまだありますが、これらの中で唯一費用のかからないものがあります。
そうです、しつこいですが「口コミ」です。
きっとあなたは、集客に「口コミ」が良いのは知っているけど、そんな簡単ではないとも思っているのではないでしょうか?ですが、
あなたにやって欲しい「口コミ」は、偶然ではなく必然です。
ここからは、口コミのメリットを改めて認識し、意図的に「口コミ」を発生させるための方法や、必要な条件などをお話します。
口コミを使った集客が良い理由
「口コミ」のメリットは大きく以下の2つです。
- 新規顧客が獲得できる
- 宣伝広告費がかからない
もちろんFacebookやTwitterなどSNSの普及によって、この「口コミ」も一気に広がりやすくなりました。
しかし、知らない人から聞いた話と、友達や家族から聞いた話では、当然友達や家族からの話の方が影響力は大きいですよね?
もちろん、仮にSNSだとしても、よく見ている方(フォローしている方)なら影響力は大きいですが、今回はあくまでも、アナログな「口コミ」に特化して話を進めていきます。
口コミでの集客が期待できる業種と期待が小さい業種
「口コミ」は非常に有効ですが、期待できる業種とあまり期待できない業種があります。
期待出来る業種
- 飲食店
- あまり高額ではない小売店
- 「人」がウリのサービス
あまり期待出来ない業種
- 不動産など高額商品を扱う業種
- 学習塾など長期間にわたったサービス
この違いは何かわかりますか?それは、
紹介する側のハードルです
例えば、不動産の場合数千万円以上する買い物です。
それを紹介して、万が一不備や不満があったらいかがですか?もしかしたら友達との関係が悪くなってしまうかもしれません。
こういった高額商品の場合は、自身が良いと思ったとしても、「あのお店で良かった」ということは話しますが、「あのお店で買った方がいいよ」とまではいきづらいのです。
長期間にわたるサービスも同様です。
一度始めるとすぐには辞めづらいですので、気に入らなかった場合の紹介者との関係悪化の可能性があります。
やはり少しハードルが高いので、「口コミ」は飲食店や、単価があまり高くない小売店ほどは期待できません。
逆に飲食店などは、数百円〜数千円、高くても数万円です。
すすめた側は、もし相手が気に入らなくても「口に合わなかった?」で終わりますし、金額も安いので関係が悪くなることもありません。(それで関係が悪くなるならその程度の関係だったということです)
すすめられた側も、口に合わなかったとしても、次に会った時「私は○○の方が好きだな」って程度で終わります。
このような理由から、業種によって口コミの発生しやすさに違いがあります。
口コミを発生させるために決める2つのこと
「口コミ」は発生したらいいな、では上手くいきません。
口コミは発生させるものです。
そして、口コミを発生させるには決めることが2つあります。
それは、
「何をするか」と「誰に口コミをしてもらうか」です。
まず「何をするか」ですが、
これはずばり
お客様が思いもしないサービスの提供をすること
です。
思いもしないというのは、「感動させる」「驚かせる」と思っていただければわかりやすいでしょう。
例えば、あなたがレストランでグラスを割ってしまったとします。
あなたの不注意とはいえ、そのレストランは普通あなたの怪我の心配をしますよね?
少し切っただけで絆創膏を貼って終わりました。
2日後、「お怪我の具合はいかがですか?」というハガキが届きました。
いかがですか?あの怪我くらいで?と驚きますよね。
「ハガキなんて送ってきやがって!!」という方はいないはずです。
なぜ驚いたのかわかりますよね?
それは、「あの怪我くらいで」という点です。
「まさかあのくらいで」というお客様が当たり前に思っていること(終わったと思っていたこと)を裏切ったからです。
自分で割ってしまったグラスでほんの少し指を切ったくらいで、わざわざハガキで心配してくれた。この
「○○くらいで」に対して、「わざわざやってくれた」ということに感動するのです。
他にも、
あなたが花屋さんだったとしたら
カーネーションを1本買ったくらいで、お礼の手紙がきた
接骨院だったとしたら
サービスを受けたその日に、痛みや体調をうかがう電話がきた
驚きますよね?
ですが、「そんな面倒なことみんなにやってられない」と感じた方も多いと思います。
その通りです。
全員にやる必要はありません。
ターゲットを決める
もちろん全員にやったら素晴らしいサービスなのは間違いありません。
しかし今回は、顧客満足ではなく『口コミによる集客方法』です。
できるだけ少ない労力で口コミを発生させましょう。
そのためには、誰に「口コミ」してもらうかターゲットを決めることが必要です。
まずは、今まであなたの商品やサービスにお金を払っていただいたお客様の情報を調べて下さい。
- 常連客
- 話好き(世間話で大丈夫です)
- 常連ではなくても、あなたの商品やサービスに感謝してくれた
- あなたの商品やサービスに興味があり、質問や問い合わせをしてくれた
これらのお客様をリストアップしましょう。
特に常連客で世間話が好きなら完璧です。
次にやることは、これらのお客様の情報収集です。
すでにわかっていることもあると思いますが、会話の中から最低限以下の内容を得るように話をしましょう。
- 家族構成(子供の有無など)
- 誕生日
- 趣味
- 職業
最低限と言ったのは、情報は多ければ多いほど良いからです。
これらの情報は、「思いもよらなかったサービス」をしやすくするための中でも、簡単に得やすい情報です。
あとはこれらの情報から、あなたの業種に合った「お客様が思いもよらなかった、驚きのサービス」を考えて下さい。
誕生日に、趣味に関わるちょっとした物をプレゼントするでもいいですし、ご家族に何かをしてあげるでもいいでしょう。
これは扱う商品やサービスによって違いますし、お客様によっても違いますので、こうして下さいとは言えません。
お客様のことをよく知るあなた自身が、一番良い驚きを与える手段がわかるはずですよね?
まとめ
口コミによる集客のための順番は
- 口コミを発生させてくれそうなお客様を探す
- お客様が想像しないサービスの提供
- お客様が誰かに話したくなる話題を提供
これを考えましょう。
2と3は同じと考えていただいてもけっこうです。
きっとあなたは普段から色々とお客様のことを思って、商品やサービスを考えているでしょう。
今回お話している「お客様が想像もしない、驚きの」ということは、すぐに思いつくことではありません。
すぐに思いついたら、それでは驚かない可能性が高いですよね?
まずは、じっくりとあなたの商品やサービスと向き合って下さい。
それでもあまり良い案が思いつかなければ、あなたの業種から離れて考えてみることをオススメします。
例えば先ほどの接骨院が、買い物帰りに寄ったお客様に、その荷物を家まで届けてあげることも出来ます。
お客様が想像しないサービスであれば良いのです。
とはいえ、注意点もあります。
それは、そのサービスを当たり前に出来るかです。
なので、僕は
「心配の連絡をする」「確認の電話をする」といった、あまり労力やお金のかからない方法をお話したわけです。
「口コミ」は昔からあるアナログな集客方法です。
地味だと感じる方もいるかもしれません。
ですが、効果は絶大であり、更に費用もかけず集客出来る方法です。
「既にやっているよ」と思ったかもしれませんが、本当に今やっていることと同じかどうかを考えてみて下さい。
大川
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